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この積み重ねを大切に!
徳島県総合防災訓練に参加

9月1日防災の日、健祥会グループでは、徳島県の総合防災訓練に参加するとともに、グループをあげての通信訓練、情報共有訓練、さらにDCAT(災害派遣福祉チーム)編成訓練をあわせて実施しました。

訓練は、南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の地震により、徳島県で震度7の揺れが発生、徳島市応神町にある特別養護老人ホーム健祥会モルダウ、ケアハウス健祥会リバティ、障害者支援施設健祥苑が、津波により2階まで浸水したとの想定のもとに行われました。

福祉避難所設営訓練

地震発生後、施設では利用者様の安全を確保するとともに、近隣からの避難住民を受け入れます。すだちくんメールで津波襲来時刻を把握し、3階以上へと避難誘導。その後、災害対策本部を立ち上げ、人、建物、ライフライン、物資、周辺道路状況などの把握と情報共有を図ります。津波到達後3時間を想定して、災害対策会議を開催。法人災害対策本部とのweb会議、津波が引いた後の高齢者や妊婦などの要援護者を受け入れる福祉避難所の開設・運営、DCATの派遣要請、DCATの先遣隊の到着・活動まで、一連の流れを検証しました。飯泉嘉門徳島県知事も視察にお越し下さり、DCATの先遣隊の活動の様子を熱心に視察くださいました。

 

災害情報集約訓練

一方、徳島市国府町の健祥会グループ本部では、IP無線機やタブレット端末を使って各施設と結び、法人災害対策本部を設けました。グループ内全施設の災害状況や支援の必要性についてすべての情報を一元集約し、司令塔として必要な措置を講じていきます。また各施設では事前に徳島県災害時情報共有システムや、「ほしい物リスト」への入力訓練を行いました。

健祥会モルダウでの訓練には、NPO法人さくらネット代表理事 石井布紀子氏、日本福祉大学 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 山本克彦氏、佛教大学 福祉教育開発センター 後藤至功氏がオブザーバーとして参加し、場面場面で実践的なアドバイスをくださいました。

DCAT研修

さらに訓練終了後、お三方を講師に、グループ内で組織するDCATのメンバーに対して、DCATの編成と活動について研修が行われました。
昨年に続く、大規模な訓練でしたが、実際に行うたびに、様々なことが洗い出されていきます。それらをしっかり検証した上で、対策を講じていく、その積み重ねが大事であることを感じます。

  

健祥会グループでは、災害時にも、利用者様や職員、地域の方々のいのち、生活を守りながら事業を継続するための計画(BCP)を作成しています。今後も研修や訓練を重ね、繰り返し計画を見直し実効性を高めてまいります。
ご指導くださった徳島県、ならびに徳島県社会福祉協議会、徳島県社会福祉法人経営者協議会、石井布紀子さん、山本克彦さん、後藤至功さんに感謝申し上げます。

[記事公開日]2017/09/01(金)
[最終更新日]2019/08/30(金)

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