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平成30年度
健祥会グループ辞令交付式
35名の新入職員を迎え、平成30年度健祥会グループ辞令交付式が行われました。健祥会グループ理事長中村太一から、一人ひとりに辞令書が手渡され、以下の訓辞がありました。
健祥会グループ理事長 中村太一訓辞(要旨)
皆さんとの出会いに感謝して
健祥会グループに新しい風を送り込みにきてくださった、35名の皆さんを心から歓迎します。辞令書を受け取りながら、皆さんの胸には様々な思いが去来したと思いますし、私も重みを感じつつお渡ししました。新しい仲間を迎えて平成30年度がスタートできますことを本当に嬉しく有り難く思います。
昨年、社会福祉法人健祥会と緑風会は全国で2万を超える社会福祉法人の中で、300ほどしかない特定社会福祉法人となりました。徳島県では3つのうちの2つです。民間であれば一部上場になったようなものであり、厳しい監査チェックもあります。サービスにも、ガバナンスにも財務規律にも地域貢献にも、より多くが求められるようになりました。だからこそ、前へ。創設以来常に時代に挑戦し新しいサービスをつくってきた私たちの歴史に習い、先駆的に新しい社会保障のあり方考え方を構築していきたいと思います。皆さんも、そうしたグループの方向性を認識し、その一員であるという心構えで今日からの仕事に臨んでください。
今年は介護報酬改定の年であり、少子化超高齢化が進む中、介護も保育も社会の注目が集まっています。あらたなチャレンジが求められており、組織も時代に即して変わっていかねばなりません。私たちが掲げる3つの行動指針、「どこにも負けないサービス」「どこにも負けない職環境」「どこにも負けない地域貢献」は不変の目標であり、使命です。「共創と競争」「進化と深化」で自らの力をアップしながら、この目標に取り組んでください。
「新聞」「問題提起力」「優しさ力」を!
内定式の折に中村晃子業務執行理事より、皆さんに三つお願いをしました。実行できていますか? 一つ目は新聞を読むことを毎日の習慣とし、学ぶことを怠らず、視野を広げてほしということ。二つ目はアンテナを高くし、「問題提起力」を養うということ。大きな組織ほど、ボトムアップによる新しい発想や知恵が必要です。三つ目は優しさ力、つまり人間性を磨いてほしいということ。私たちの仕事はAIが取って代わることのできない仕事です。技術も大事ですが、優しさ力、人間力をしっかり磨いてください。
皆さんには新人にだけ与えられた「尋ねる」という特権があります。この特権をフルに使ってどんどん教えを請い、自分の力にしてください。訊かれる方も成長し、相乗効果で職場に活気が生まれます。どうか、今の志とモチベーションを持ち続けて、グループを支える一人ひとりへと成長していってください。共に頑張りましょう。
置かれた場所で
美しい花開くために
訓辞を受け、新入職員から、「理事長よりいただいたお言葉の一つひとつを糧とし、”福祉は人 人は心”の会是と”心と心”の理念を胸に刻み、先輩たちが築いてこられた健祥会の歴史に学び、利用者さまと地域社会のお役に立てる職員へと成長してまいりたいと思います。
“置かれた場所で咲きなさい”という言葉があります。この言葉の意味するように、どんなに困難な状況にあっても、常に向上心を失わず、その状況の中で一つひとつの課題に取り組み、そのときそのとき”いちばん美しい花開く”よう、努力してまいります」との決意表明がありました。
新入職員には、社会保障制度の未来を見据え、社会福祉法人としてのあるべき姿を提唱した健祥会グループ創始者中村博彦の最後の著書「新成長産業としての介護」が贈られ、共創と競争、進化と深化を期して平成30年度がスタートしました。
[記事公開日]2018/04/02(月)