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芯を強く、戦略への共通理解を椋の木に誓う
「切磋琢磨」で自分と闘う!制度と闘う!
平成24年度辞令交付式
とくしま健祥会保育園の落成式に引き続き、高くそびえる椋の木の下、平成24年度の辞令交付式が行われ、中村理事長から79名の新入職員に辞令が手渡されました。専門学校を卒業したEPA就学コースのフィリピン介護福祉士14名、国家試験を合格したインドネシア介護福祉士4名も、晴れて健祥会グループの一員となりました。
理事長訓示
「『日本人再生は3・4・5歳児教育から』として、立ち遅れた行政と幼少期教育に警鐘を乱打するつもりで、保育園を今日オープンした。その健祥会道場に掲 げた『切磋琢磨』の言葉を、今、皆さんに贈る。それぞれが『切磋琢磨』し日本の介護福祉のトップ集団としての共通認識のもと、この難局にあたってほしい。 5年先を見据えて大阪、京都、東京への挑戦がスタートする。これらを橋頭堡として科学的介護をつくり、5つのゼロを実践する。少子高齢化の日本では内需は 縮むばかりであり、『アジアはひとつ』を掲げて、ベトナムも戦略に含まれるようになる。戦略は、芯、すなわち統一を固く強くし、共通理解を図ってこそ達成 される。
今年度は在宅路線推進・施設軽視の中、介護報酬改定が行われた。財源難、消費増税という流れの中で、介護保険制度はどうあるべきか。特養は在宅ではできない専門性と科学性に立脚したサービスを実践し、存在感を示さねばならない。今年度は徳大との共同研究にも結果が示されてくる。『5つのゼロ』に向かって科 学的介護の実践プログラムをつくっていく。これが進めば、在宅シフトの流れは止められる。この闘いが、我々の大方針だ。 『統一~芯を強く』をテーマに、本部と現場と学校が一体となり、新しいサービスと人材をつくり、地域貢献を果たしていく。
インドネシア、フィリピンの人材を迎え、嬉しい辞令交付式になった。平成24年度の同期生はきっと健祥会を支える人材になってくれることと確信する。国家 試験で残念だった3人もきっと巻き返してくれることだろう。苦しいこと、無念なこともあるだろうが、中村の椋の木人生を指針に、力強く歩んでほしい」
新入職員の代表が、「時代の変化を先取りし、時代を牽引してきた健祥会の歴史に学び、『礼儀』と『感謝』の心で『進化する自分』をつくります。健祥会人として、長期的かつ広い視野に立ち、常に高みをめざして『切磋琢磨』いたします」と決意表明をしました。 ひとつの特別養護老人ホーム、ひとつの保育園からスタートした健祥会グループは、今、徳島の地でその芯を強く固くし、日本人、インドネシア人、フィリピン人がともに集い、新たな地平へと、大きく一歩を踏み出します。
[記事公開日]2012/04/04(水)