いい日いい日介護の日
22名との新しい出会いの日
11月11日、厚生労働省の定める「 介護の日」にグループの未来をともに担う新しい仲間22名を迎え、令和7年度の内定式が行われました。福祉人としての第一歩を記すにふさわしい日として、健祥会グループでは「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」のこの日を内定式の日としています。式典では、グループ創設15周年を記念してつくられた健祥会のうた「舞踏会」の斉唱に続き、健祥会グループ常務理事中村晃子から内定証書が授与され、歓迎の挨拶がありました。
健祥会グループ常務理事中村晃子 挨拶
数ある企業の中から健祥会グループを選び、来春から私たちの仲間となる皆さんを心より歓迎いたします。当グループは「福祉は人 人は心」の会是のもと、今年創立44年を迎えました。4つの社会福祉法人と1つの医療法人からなり、徳島県を中心に香川・高知・大阪・京都・東京の71拠点で福祉施設を運営しています。
皆さんが選んだ「福祉の仕事」は社会においてとても重要な役割を担っています。介護分野では、日本人の3人に1人は65歳以上という超高齢社会となり、20年前と比べ、高齢者の数は約1.6倍、介護サービスを利用する人は約3.3倍にも増加しています。また教育保育分野においては、 女性就業率の高まりによりサービスの需要はどんどん拡大しており、フレキシブルな保育サービスが求められています。当グループでも、開所して45年になる育英認定こども園が、来春新築移転オープンの予定です。
介護も教育保育も、人の命を守り人を幸せにする尊い職業です。皆さんは人と社会を支える仕事を選んだということに誇りと自信を持ってください。今、グループでは、原点である「こころ」と「digital」をキーワードに、全施設でICT化を図り、ロボットとの協働をすすめています。デジタル化する福祉業界で求められる人財は、デジタルツールを上手に使いこなすだけでなく、その先に、エビデンスに基づいた科学的な視点で福祉の世界をつくっていくことのできる人財です。
そして、グループの原点である「こころ」は、AIがとって代わることのできない、人が人にしかできない大切な部分です。「digital」をしっかり活用しながら、私たちの支援とケアを必要としてくださる多くの人々のもとへ、これからの未来を担う子どもたちのもとへ、皆さんの手のぬくもり、心のぬくもりを届けてください。
現在の福祉は、決して完成形ではありません。「こころ」と「digital」の融合で、利用者様にとっても私たちにとっても、やさしくて安心の未来をつくってまいりましょう。
皆さんには、これから入職するまでの約5カ月の間、心がけてほしいことが3つあります。
- 興味関心の対象を拡げ、知的好奇心のアンテナを張り巡らせ、広く社会を知る努力をする。
- 挑戦してみたいこと、 頑張りたいことを積極的に探し、行動範囲を広げて多くの経験を積む。
- 優しさ力、人の心を読む力、共感する力、観察力や洞察力、コミュニケーション力、困難に立ち向かう力など、人間力を磨く。
この3つを忘れずに実践していただき、4月にはさらに魅力的になった皆さんに会えることを楽しみにしています。
常務理事の言葉を受け、内定者の代表が「まだまだ未熟な私たちではありますが、介護福祉・教育保育への想いでは誰にも負けません。この想いをまっすぐに注ぎ、グループの発展に寄与できる人財をめざして精進していくことを、ここに誓います」と宣誓しました。
この後内定者たちは、健祥会トゥモローホールで娘の視点から両親の老いを見つめたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」を鑑賞しました。年々深刻化する老老介護や認知症に関する問題の実態も浮き彫りにした作品に誰もが一生懸命見入っていました。
来春、ひとまわり大きくなった22名を仲間に迎え、若い力とともに地域社会に安心の未来を拓いてまいります。
[記事公開日]2024/11/11(月)
[最終更新日]2024/11/13(水)