お問い合わせ

新しい仲間ととともに
新しい時代へ〜2024年度入職式

2024年度、健祥会グループに26名の新入職員を迎え、本部の健祥会トゥモローホールで入職式が挙行されました。東京と大阪の施設に配属になる2名はリモート参加です。常務理事中村晃子の開式の辞に続いて、国歌と健祥会のうたの斉唱、本部役員が見守る中、26名一人ひとりが呼名され、グループ訓と行動指針の唱和が行われました。

皆さんが新しい風となって!
健祥会グループ理事長中村太一訓辞(抜粋・要約)


数多くの法人・企業の中から健祥会グループを選んでくださったことに感謝します。
ポストコロナが定着してきましたが、利用者様・園児の大切な命を預かるという責任の重さを心に留め、油断せず、感染対策を忘れないでください。
グループの中の社会福祉法人健祥会と緑風会は、全国に2万を超える社会福祉法人の中で300ほどしかない特定社会福祉法人です。一般企業でいえば一部上場を果たしたようなステータスですが、これに甘んじることなく、1981年に四国で初めてデイサービス事業をスタートさせて以来、常に時代に先駆けるサービスをつくってきたように、今後も進化と挑戦を続けたいと思っています。
進化と挑戦には新しい感覚と発想が必要です。情報収集能力に優れたデジタルネイティブ世代であり、自分の価値観をしっかりと確立されている皆さん方が、固定観念を打ち砕く新しい風となってください。

利用者様によりよいサービスをお届けするために、また職員の働きやすさのために、物価高騰や人材難などさまざまな困難の中ではありましたが、記録・請求ソフトや介護ロボットの導入など、果敢に施設のICT化を図ってきました。グループには様々な人財が豊富ですが、デジタルの活用に関してはまだ発展途上です。デジタルネイティブのみなさんにはビジネスナレッジとICT能力のバランスの取れた人財として、ICTの積極活用に寄与してくださることを期待しています。
その一方、コロナという試練の中で、ロボットでは担えない私たちの原点の大切さを痛感し、心と手の温もりの素晴らしさこそ大切にしなければとの想いをいっそう強くしてきました。人とロボットが協働する新しい時代にあって、最先端を追い求めつつ、人にしかできない「心のサービス」を守り続けていかねばなりません。

グループの原点は、会是「福祉は人 人は心」です。福祉職である前に人としての原点を大切に、例えば、掃除・整理整頓がきちんとできているか、気持ちの良いあいさつができているか、そして家族の心でお世話できているか、こうした当たり前を再確認し、心に問いながら、自分自身の大切な人を任せたいと思える施設、こども園、学園づくりに邁進してください。
福祉は今まだ、完成形ではありません。原点である「心」と最新の「デジタル」技術の融合で利用者様にも介護者にもやさしくて安心の未来をめざし、ともに成長しながらより素晴らしい健祥会グループを築いていきましょう。

「今日の気持ちを私たちの原点として」〜入職者決意表明


「コロナを契機に様々なものが激しく変化していますが、どんなに時代が変わろうと、私たちの仕事は人にしかできない尊い仕事であり、そのことを本当に誇らしく思います。健祥会の心と、今の気持ちを私たちの原点とし、利用者様の尊厳と自立を何より大切にしながら、しっかり利用者様に寄り添い、生活の質の向上のために力を尽くしてまいりたいと思います」と入職者代表が決意の言葉を述べました。


社会保障制度の未来を見据え社会福祉法人としてのあるべき姿を提唱した、創始者中村博彦の最後の著書「新成長産業としての介護」が入職記念として新入職員に贈られました。本を手渡しながら、理事長は期待を込めて、代表者とがっちり握手を交わしました。

「こころ」×「digital」をさらに進化させながら、「利用者様第一」「イメージ第一」を掲げる令和6年度、若い26名とともにスタートです。

[記事公開日]2024/04/02(火)
[最終更新日]2024/04/03(水)

過去の記事へ