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若い力に期待して
令和4年度職員採用内定式


11月11日 介護の日に、令和4年度採用者の内定式が行われました。福祉人としての第一歩を記すにふさわしい日として、健祥会グループでは「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」のこの日を内定式の日としています。
式典では、グループ創設15周年を記念してつくられた健祥会のうた「舞踏会」の斉唱に続き、健祥会グループ常務理事中村晃子から内定者26名に内定証書が授与され、歓迎の挨拶がありました。

健祥会グループ常務理事 中村晃子挨拶


就職という人生の大きな節目に当たって、たくさんの企業の中から健祥会グループを選んでいただいたことが嬉しく、この出会いに感謝しつつ、皆さんを歓迎いたします。
今、高齢化率は29.1%、徳島では33.9%、3人に1人が高齢者という時代です。また、少子化とはいえ、女性の就労率の伸びにより、保育ニーズも高まる一方です。少子高齢化という時代背景の上に、コロナ禍に見舞われ、いのちと生活をもまる福祉の仕事の役割はより大きくなり、それに携わる私たちはエッセンシャルワーカーとして、社会から感謝や尊敬をいただいています。コロナ禍で勉学、就職活動に大変な思いをしながら、福祉の道を選択したことに自覚と誇りを持っていただきたいと思います。
健祥会グループは昨年40周年を迎えました。「サービスの質の追求」「職環境の充実」「地域社会への貢献」という、未来永劫変わらぬ3つの行動指針を掲げ次の時代へと歩んでいます。
「サービスの質の追求」については、コロナ前から進めていたICT化がこの2年の間に大きく前進し、介護の現場が様変わりしつつあります。来年4月、現場に入ってきっと驚かれることでしょう。また、「職環境の充実」では、職員こそが組織のたからであり、その健康は何より大切であるとの思いから、さまざまな取り組みをすすめ、健康づくり推進活動功労者知事表彰、男女共同参画立県とくしまづくり賞、とくしま子育てサポート賞、女性活躍パワーアップ大賞優秀賞など、職環境や働き方に関するたくさんの評価を得ています。
「地域社会への貢献」に関する活動はコロナでずいぶん制約を受けましたが、今年度最も意義深かったものが、コロナウイルスワクチンの職域接種です。職員のみならず、家族や地域の皆様、1800人という多くの方に早い時期に接種していただくことができました。
半年後、皆さんもこの行動指針に沿って、私たちとともに頑張っていただきたいと思います。

来春までの間、3つの実践をお願いします。
1つめ。ニュースをWEBで見るのではなく、新聞を読んでください。毎日最低一紙を習慣とし、自分の関心事以外にも視野を広げてください。
2つめ。福祉の仕事に一番大切な人間力を磨いてください。DXがすすみ、半分の仕事がAIに取って代わられると言われていますが、AIにはないものがあります。それは人間力です。福祉の仕事に就く皆さんはぜひ人間力を磨き、人の気持ちを慮る心、共感の心を育んでください。
3つめ。残り少ない学生生活いろんなことにチャレンジし、経験を広げてください。コロナ禍で制約もありますが、それを乗り越え、自分なりに前向きに何かを見つけて、力に変えてください。
来春、よりバージョンアップした皆さんにお会いできることを心より楽しみにしています。


常務理事の言葉を受け、内定者の代表が、「『福祉は人 人は心』の会是と『明日を想う』というコーポレートメッセージへの理解を深めながら来春までの時間を有意義に過ごし、ひとまわり成長して入職の日を迎えたいと思います」と力強く宣誓しました。
コロナがもたらす変化の先へ。若い力といっしょに、新しい時代を拓いてまいります。

[記事公開日]2021/11/12(金)

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