この記事は公開から1年以上経過しています
39名の大切な人財を迎えて
新しい時代へ〜2021年度入職式
2021年度、健祥会グループに39名の新入職員を迎えました。コロナウイルス感染症が収束をみない中ではありますが、入職者本人にとってはもちろん、グループにとっても大事な節目の行事であることから、昨年に引き続き、最善の手立てを尽くすことで対面での入職式を挙行しました。
式典では、39名の新入職員の名前が読み上げられ、理事長中村太一より、代表者に記念品が手渡され、以下の訓辞がありました。
健祥会グループ理事長中村太一訓辞(抜粋・要約)
この仕事を選んだことに
誇りを持って
コロナに明け暮れた昨年、医療・介護・教育保育に携わるエッセンシャルワーカーが社会に不可欠な存在であることが、広く深く認識されました。withコロナの続く中、ますます必要とされるこの仕事を選び、健祥会グループを選んでくださったことに感謝します。そして、社会を支える仕事を選んだ皆さん自身の選択を誇りに思ってください。
グループの中の社会福祉法人健祥会と緑風会は全国2万余の社会福祉法人の中で300ほどしかない特定社会福祉法人として、社会への大きな責任を負うとともに、地域貢献がより強く求められています。企業でいえば一部上場を果たしたようなステータスであり、それにふさわしいモデル的な組織づくりをめざしているところです。
しかし、規模や評価に甘んじることなく、40年前、西日本2番目となるデイサービス事業をスタートさせ、以来常に時代に先駆けてきたように、進化と挑戦を続けたいと思います。そのためには新しい感覚と発想が不可欠です。固定概念を打ち砕き、組織に風を送り込むんだという心構えで臨んでくださることを期待します。
コロナ禍の中にあって、私たちへの注目は高まっており、昨年はその責任の重さと社会貢献の重要性を強く感じる1年でした。
私たちは、「どこにも負けない施設サービスづくり」「どこにも負けない職環境づくり」「どこよりも積極的な社会貢献活動」この3つを行動指針として掲げています。これらを達成するためには、グループ訓や会是にあるように「心」こそが重要です。そして、令和三年訓でも、「心」の大事さを謳っています。
「心と心」私たちの原点を忘れない
心とは相手を慮る心
つまり想像力、そして謙虚さ
これをスローガンとして唱えるだけでなく、どうか「心」をカタチにしていってほしいと思います。
行動指針を遂行していくにあたり、私たちにはキーワードがあります。共に創る「共創」と競い合う「競争」、前に進む「進化」と深まる「深化」です。職員同士、施設同士、ステージ同士が競い合い、高め合いながら、目の前の「いのち」に向き合い、新しい自分・新しい施設・新しいグループの姿を描き、ともによりよい健祥会グループを創っていきましょう。
新入職員決意表明(抜粋)
人口減少・少子高齢社会の支え手として、時代に先駆けるサービスで地域に根ざしながら、たゆまず進化する健祥会グループの姿と、「福祉は人 人は心」「心と心」という理念に感銘を受け、私たちはここに集いました。
今、社会に必要とされるエッセンシャルワーカーとしての第一歩を踏み出すことに、期待と身の引き締まる思いでいっぱいです。
コロナが世界を大きく変えようとしている今、AIがどんなに進展をみようとも、私たちの仕事が人にしかできない尊い仕事であることを本当に誇らしく思います。
私たち一人ひとりの成長が組織を支え、地域にぬくもりや安心をもたらすことに繋がるよう、先輩たちが築いてこられた健祥会の歴史やノウハウに学び、時代や社会の変化にしっかり目を向けながら、自らを高めていきたいと考えます。
令和三年訓に掲げられた「心」、「想像力」と「謙虚さ」を大切に、誠実に職責を果たし、職場に、そして地域に貢献できるよう、精一杯努力いたします。
記念品として新入職員に贈られたのは、社会保障制度の未来を見据え、社会福祉法人としてのあるべき姿を提唱した「新成長産業としての介護」。健祥会グループ創始者中村博彦の最後の著書です。
Withコロナの新しい時代に向かって、39の新しい風とともにグループの2021年度がスタートしました。
[記事公開日]2021/04/01(木)