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「母への想いをかたちに」
介護老人福祉施設 ふるさと那賀
中村博彦理事長の思いを込めて、那賀町鷲敷に落成!
2012/3/20(TUE)
「 兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は・・・・・・・
いつの日にか 帰らん 山はあおき ふるさと 水は清き ふるさと」
この歌を口ずさめばいつも胸に熱いものがこみあげてきます。
人は誰しも心の中に「ふるさと」を抱き、
光の中の「ふるさと」の風景に励まされながら、
人生を歩んでいます。
頑張って頑張って日本の高度成長をつくってくださった方々が
安らぎに充ちて人生の最終章を送ることができるよう、
水と緑の那賀町に今、「母への想いをかたちに」と掲げ、
「ふるさと那賀」を贈ります。
自立を阻む要因(おむつ、骨折、拘束、褥瘡、胃瘻)の「5つのゼロ」を目指し、
専門性とエビデンスに裏打ちされた科学的介護をつくります。
那賀町に介護老人福祉施設「ふるさと那賀」が完成し、坂口博文那賀町長、植北英徳那賀町議会副議長、伊藤英志那賀町社会福祉協議会会長、和田淳二元上那賀町長、中東利延前木沢村長はじめ、民生児童委員連絡協議会、老人会連合会、婦人会関係各位ほか、大勢の町民の皆様にお越しいただき、落成式が執り行われました。式典は、「相生森林美術館 童謡を歌う会」の皆様の歌声で幕を開け、春やふるさとにちなんだ唱歌や童謡が山間の町に響き渡りました。
挨拶に立った中村博彦健祥会グループ理事長は、
「『那賀に安心の拠点が必要だ』と切々と訴えられた坂口町長の熱意に打たれ、地域の福祉サービスの核として開設を決心させていただいた。徳島県初であり、全国では最後の29床小規模特養だ。
4月から地域包括ケアシステム/24時間対応の定期巡回・随時対応型訪問介護看護が始まる。5先日の代表質問でも指摘させていただいたが、このシステムは高コストかつ非効率であり、住民による地域ネットワークでは認知症ケアも担えない。これでは地域の安心は担えない。だから拠点施設として頑張っていく。
今朝、94歳の母に見送られて出かけて来た。今の中村は、母なくしてはあり得ず、なんとしても寝たきりにはなってほしくない、その思いが『5つのゼロ』となった。自立を阻む要因(おむつ、骨折、拘束、褥瘡、胃瘻)の『5つのゼロ』をめざし、専門性とエビデンスに裏打ちされた科学的介護で、地域の安心を担ってゆく決意だ。
科学的介護による自立支援の取り組みが評価され、東京世田谷区でも特別養護老人ホームをつくらせていただくことになった。『5つのゼロ』を実践し、世田谷で日本一の施設をめざす、同時に那賀町でも日本一をつくる。
26歳で国政に初挑戦したとき、手を振って応援してくれた那賀町の皆さんのぬくもりを忘れたことはない。そのお気持ちに応えるべく、10年後、20年後、よかったなあと言っていただける安心の施設となるよう、地域貢献を果たしてゆきたい」と、万感の思いを込めて、決意を語りました。
「ふるさと那賀」は4月1日開所、全室個室29室ショートステイ11室(トイレ・洗面所・床暖房完備)、最新の設備と心和む優しい内装デザイン、専門性とエビデンスに裏打ちされた科学的介護、そしておいしい食事で皆様をお迎えいたします。
[記事公開日]2012/03/21(水)