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「ふるさと那賀」に待望の職員寮
緑風会ドミトリー起工式
人口減少・過疎化のすすむ中山間部の介護現場では、地域での人財確保が難しく、通勤可能な施設近隣での住居の確保が課題です。地域の福祉拠点としての役割をずっと担ってゆくためには、職員寮が必要であり、健祥会グループでも各地で順次整備をすすめています。
事故なく怪我なく恙なく
那賀町の「ふるさと那賀」において、那賀町の支援により念願の職員寮の建設が実現することになり、その起工式が執り行われました。職員寮「緑風会ドミトリー」です。
コロナ渦中とあって、お招きする来賓は坂口博文那賀町長とお二人の地権者様のみとし、感染防止対策を徹底した上で行いました。
小鳥のさえずりが響き、山に春の気配が色濃く漂う中、地元の蛭子神社、吉田道明宮司様の厳かな神事により工事の無事を祈ったあと、健祥会グループ理事長中村太一がご挨拶申し上げました。
健祥会グループ理事長中村太一挨拶
コロナ対策で大変な上、議会開会中のご多忙のところ、那賀町長にもご臨席いただき、地権者の皆様ともども、起工式が執り行われましたことに感謝いたします。また、那賀町には日頃よりご指導ご支援いただいておりますことに改めて御礼申し上げます。
平成11年の上那賀に始まり、木頭、そしてここ中山において施設を運営させていただき、令和元年には町の補助もあり上那賀で職員寮を建設させていただきました。今回は、県からも町からもご配慮・補助をいただき、中山にも職員寮が建設できることとなり、大変ありがたく嬉しく思っています。
現在、介護人財確保の問題は国家的課題であり、とりわけ徳島の過疎の那賀町にあっては大変重要な課題です。人財の確保と定住を目標に、さらに緊急時・災害時にも駆けつけられる体制ができることで地域貢献にもつながることと思います。
施工は丸浦工業さんにお引き受けいただきました。阿波池田商工会議所会頭でいらっしゃる丸浦会頭には、私が徳島商工会議所会頭時代にいろいろご指導いただき、まちづくりの意見も交わしたことが思い起こされます。今回、福祉の事業でご一緒いただけることを嬉しく思います。安全な工事で、立派な施設をつくっていただけますようお願いいたします。
8月の竣工お披露目にはふるさと那賀の10周年と合わせてお祝いできればと願っています。
那賀町長坂口博文様
健祥会グループさんには、要介護状態になっても住み慣れた町内で介護を受けていただきいという町の目標に向かって、日頃よりご協力いただいていますことに御礼申し上げます。
人口減少・高齢化がすすみ、那賀町でも高齢化率は5か町村すべてで50%を超え、町内の福祉施設の重要度はますます高まっています。しかしあらゆる業界で人材不足に苦慮する中、介護現場も然りです。国の施策として介護職の給与引き上げも図られていますが、給与だけでは人は集まらず、上那賀のチロルに続き、今回のふるさと那賀での寮整備は大変心強く、感謝申し上げるものです。
様々な課題があるでしょうが、今後ともご尽力を賜りますようお願いいたします。
丸浦工業株式会社代表取締役CEO丸浦世造様
お天気にも恵まれ、ご多忙の中村理事長、那賀町長をお迎えし、厳かに起工式が執り行われましたことをお喜び申し上げます。
かねてより中村博彦創始者、そして中村太一理事長、お二人とのご縁をいただいてきましたが、重ねて今回のご縁にも感謝いたします。工事を無事に完了させることはもちろん、その後のメンテナンスにも万全を尽くし、末長いお付き合いをさせていただきますよう、よろしくお願いいたします。安全に、そしてご近所にご迷惑をかけないよう、すすめてまいります。
緑風会ドミトリーは、木造(2×4工法)2階建・床面積199.42㎡/1階2階それぞれにキッチンとバス・トイレ、各5室です。
コロナ対策により、現在、ベトナムで待機中の技能実習生も夏には入国できる予定、ふるさと那賀にも2人が配属されます。真新しい寮で、気持ちよく安心して仕事に就いてくれることを願います。
丸浦工業様、安全第一で建設工事をよろしくお願いいたします。皆様、本日はありがとうございました。
[記事公開日]2022/03/14(月)
[最終更新日]2022/03/15(火)