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羽ノ浦町で記念式典
ケアハウス健祥会アンダルシア20周年
グループホーム笑顔毎日15周年
ケアハウス健祥会アンダルシアが20周年を、グループホーム笑顔毎日が15周年を迎え、揃って記念式典が開催されました。阿南市長表原立磨氏、阿南市議会議員諸氏、徳島県歯科医師会副会長松本侯氏、地域の皆様、歴代施設長、多くのご来賓の御臨席を賜り、日頃より利用者様と交流のある羽ノ浦くるみ保育所の皆さんの可愛い歌とダンスがオープニングを飾ってくださいました。
健祥会の歌「舞踏会」の斉唱に続き、健祥会グループ理事長中村太一がご挨拶を申し上げました。
健祥会グループ理事長中村太一挨拶
20年前を懐かしく思い出しています。私は大学を出て就職して3年目、まだまだ勉強中の身でした。当時、老人施設や介護の概念はポピュラーではなく、ケアハウスという名もほとんど知られていませんでした。そんな時代にあって、創始者中村博彦は、「これから高齢者福祉は社会の表舞台に出るんだ」として、落成式にはできるだけ多くの地域の皆さんに施設を見ていただきたいと願いました。そして、新聞の全面広告でお知らせし、三田明さんをゲストに迎え、たくさんの模擬店を準備。1500名もの方にご来場いただき、施設を見学いただきました。まさに、介護保険制度施行前夜でした。
先ほど斉唱した「舞踏会」は健祥会15周年記念に、やはり介護福祉の役割を広く正しく知ってほしいという願いのもとに作られた曲です。阿久悠さん、三木たかしさんという当代の売れっ子が作詞・作曲し、岩崎宏美さんの歌でレコーディング。グループの記念行事には必ず斉唱する歌です。カラオケでも歌えます。
アンダルシアは、社会の中での福祉の立ち位置が変わろうとしていたそんな時代に誕生したのです。今やコンビニより多いと言われていますが、当時はまだ認知度も低かったデイサービスセンターと、在宅介護支援センターも併設。健祥会にとって阿南市での拠点たる施設でした。
以来、アンダルシアは行政や各関係機関と密接に連携し運営させていただいてきました。特に現在、阿南市在宅医療・介護連携支援センター、徳島県歯科医師会在宅歯科医療連携室(南部)を設置していただき、理想的な医療介護連携が実現するとともに、口腔ケアの大切さを多くの人に知っていただけるよう、活動しています。
健祥会グループでは、サービスの質の向上、人材に選ばれる職環境づくり、地域への貢献という3つの行動指針を掲げています。今後、AIの進化により様々な仕事がなくなると言われていますが、医療・介護は人でなければ担えない仕事です。人を大切に、もちろんロボットやAIの力も借りながら、時代のニーズに合わせて、サービスの質を磨き続けます。また、人口減少により地方は人手不足ですが、いい人材に来てもらうために、働きやすくやりがいのある職環境づくりに努めます。そして、非課税法人として社会福祉法人としてますます地域社会への貢献に心と力を注ぎます。
制度は変わっていきますが、常に行動指針に忠実に、健祥会の福祉の原点の気持ちを呼び起こしながら、新たな気持ちで、新たなサービスづくりにも挑んでまいります。
ずっとお支えくださる地域の皆様、ご指導賜っている行政の皆様に育てていただいた施設です。ご恩返しができるよう、しっかりと皆様のニーズに応えてまいります。
私がアンダルシアに来るのは昨年9月敬老会以来ですが、皆様変わりのない笑顔でお元気でいてくださって嬉しいです。そして、お忙しい中、ご臨席賜りましたご来賓の皆様がたに心から感謝申し上げます。どうか今後ともご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。
阿南市長 表原立磨様 ご祝辞(要約)
中村博彦創始者から受け継いだ志を胸に、時代の変化の中にも原点を忘れず、利用者様本位のサービスを提供し、笑顔を守り続けてくださっている健祥会の皆様に、周年をお祝いいたしますとともに、市長として心より御礼を申し上げます。
選挙戦のとき、多くのご高齢者の皆さんが握手しながらあたたかな笑顔を返してくださいました。嬉しい笑顔でした。笑顔でいたら幸せになれると励ましてくださった方もいました。その言葉に、苦しい時でも笑顔でいようと決めました。
市長に就任して2ヶ月、いろんなことがありますが、この任を与えていただいた幸せをかみしめながら笑顔で頑張っています。厳しい社会情勢の中ではありますが、行政はどうあるべきか、その原点に立ち、市民の皆さんがずっと笑顔でいられるよう、子どもたちの笑顔も守り続けられるよう、全身全霊で市政に取り組んでまいります。
皆様の笑顔と幸せが続くことをお祈りし、ますます本市の高齢者福祉にご尽力賜りますよう、お願いいたします。
阿南市市議会議員 星加美保様 ご祝辞(要約)
本日、市議会から湯浅隆浩議員、福島民雄議員、そして私の3名がまいっておりますが、代表してご挨拶を申し上げます。
20年前のことをよく覚えています。羽ノ浦町に高齢者施設をつくりたいと、当時の羽ノ浦町長と地元の町議会議員、お二人が尽力され、中村博彦先生の地域福祉への熱い思いがそれに応えてくださり、ケアハウス健祥会アンダルシアが誕生しました。博彦先生は着物がお好きでしたから、お祝いの気持ちを伝えたく、着物でまいりました。
博彦先生は素晴らしい先見性のもと、30代半ばで高齢者福祉を志されました。先ほどのご挨拶を拝聴しながら、太一理事長はお父上に似てきたなあと、とても頼もしく感じました。
健祥会の施設には、職員の皆さんのやさしさと笑顔、あたたかなコミュニケーションがあふれていると、利用なさっている方からよく聞かされます。阿南市にこんな安心な施設があることを本当にありがたく思います。理事長を中心にさらなる高みをめざし、よりよき地域福祉を実践していただけるものと期待申し上げています。
あたたかなご祝辞をありがとうございました。そしてお忙しい中、ご臨席いただいたご来賓の皆様、利用者様と家族様、地域の皆様に、厚く御礼を申し上げます。役職員一同、「心と心」の原点と三つの行動指針を大切に、新たな気持ちで新しい歩みを始めます。地域の皆様に笑顔と安心をお届けしてまいりますので、変わらぬご協力ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
〒779-1101 徳島県阿南市羽ノ浦町中庄大知渕8番地1
0884-44-6830
[記事公開日]2020/02/06(木)
[最終更新日]2020/02/07(金)