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「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」
2016/11/11(FRI) 健祥会モルダウほか
介護の日、
各施設でさまざまな取り組み
「11月11日」は「国民誰もが介護について理解・協力する日」。介護を他人事ではなく身近なものとして捉え、国民みんながそれぞれの立場で考え関わることのできる社会をめざして、2008年に「介護の日」として定められました。今年8年目を迎え、介護への理解と地域社会における支え合いの輪が少しずつ広がっています。
今年の介護の日、健祥会グループでもさまざまな取り組みが行われました。
認知症サポーター養成講座、介護や介護予防の勉強会、口腔ケアや高齢者体操など各種健康教室、体力測定会、車椅子やソフト食の体験会、福祉用具展示説明会、おやつづくり会、そして、地域の方々とともに介護の日をアピールしながらの88カ所参りや地域の小学生との写生会など、各施設が趣向を凝らして、地域の皆様とともにさまざまな取り組みを実践しました。
今年はじめての試みは「1日施設長」。徳島市応神町の特別養護老人ホーム健祥会モルダウでは遠藤彰良徳島市長が、高松市の老人保健施設健祥会バーデン・ケアハウス健祥会リブレに佐藤好邦高松市議会議員がそれぞれ1日施設長を務めてくださいました。
遠藤彰良徳島市長、1日施設長に
特別養護老人ホーム健祥会モルダウでは、健祥会グループ理事長中村太一から辞令書が手渡され、遠藤市長が1日施設長を務めてくださいました。
健祥会グループ理事長中村太一挨拶
「介護福祉、医療、保育においては、今、制度も社会情勢も目まぐるしく動いており、行政との連携がとても大切です。その意味で、現場をぜひ知っていただきたいと、今年4月新しく就任された遠藤彰良市長にお願いしたところ、快諾いただき、今日、介護の日の1日施設長が実現しました。市長は、元四国放送の看板アナウンサーで、県民で知らない人はいないほどの有名人。誰にでもとびきりの笑顔で接してくださる人気者です。
市の舵取りという難しい仕事に、市民感覚で取り組んでくださっている市長ですから、利用者の皆様は介護について日頃思っていることを、気軽に市長に伝えてください。我々も現場視点での提言ができればと考えています。
では皆さん今日も1日、健康で頑張りましょう!」
遠藤彰良1日施設長挨拶
「学生時代の四年間、落語研究会の活動でたくさんの高齢者施設を訪ねました。鈍行列車に乗り、施設に泊めてもらいながら、落語や阿波踊りを披露して喜んでもらった楽しい思い出です。あれから40年、徳島市の高齢化率はいまや27.4%、これからもアップし続けます。若い世代が減る中で、担い手・財源・ニーズの多様化などさまざまな問題をはらみ、介護保険制度は過渡期にあるといえます。介護の日に1日施設長としてしっかり現場を見て、ますます重要になる介護について徳島市のありようを考えたいと思います」
このあと、市長はホールや居室を訪ねてまわり、言葉を交わし、あったかスマイルで利用者様たちを喜ばせました。地域交流室では口腔体操に参加し、早口言葉に、持ち前の滑舌の良さとユーモアを発揮、利用者様を沸かせました。また昼食時には食事介助に挑戦し、笑顔のランチタイムとなりました。
「利用者の皆さんのお顔を見れば、モルダウのサービスがわかります。さきほどお話しした方は『ここは世界一』とおっしゃった。検食をいただいたが、たいへんバランスよく見た目もよく、そしておいしい。職員の方の努力あってこその介護ということを実感しました。今日1日の現場体験を行政に生かしていきたいと思います」と語ってくれました。
「介護」が当たり前の日常の風景になりますように
安心の社会をつくるために介護を広く理解していただく取り組みを、介護の日だけに終わるのでなく、グループをあげてずっと継続してまいりたいと思います。遠藤徳島市長をはじめ、各地でご協力くださった皆様、ありがとうございました。
[記事公開日]2016/11/11(金)