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不変の行動指針のもと
本部も施設も一丸となって

2023年を迎え、健祥会グループ本部で仕事始め式が行われ、令和5年訓が発表されました。

冒頭、全施設に届けられた理事長からのビデオメッセージが流され、続いて、健祥会グループ理事長中村太一、常務理事中村晃子より、本部職員に年頭の所感が述べられました。

健祥会グループ理事長中村太一 年頭所感

ビデオメッセージ(抜粋・要約)

あけましておめでとうございます。
コロナ禍の中、3度目の新年を迎えることになりました。昨年の第6波・第7波では多くの施設が大変な思いをしましたが、グループが一丸となって利用者様と施設を守り、乗り超えてくることができました。改めて皆さんの昨年一年の頑張りに感謝し、労を労いたいと思います。今また、第8波の只中にありますが、利用者様のいのちを預かる現場、子どもたちの未来を預かる現場として気を抜かず、引き続きの尽力をお願いいたします。

健祥会グループでは、昨年12月と本年4月にオープンのふたつの新施設はもとより、これから大規模修繕を迎える施設についてもICT化を図っていきます。しかし、大切なのはデジタル化そのものではなく、デジタルがもたらすエビデンスや利便性を駆使してよりよいサービスをつくっていくことです。どんなにテクノロジーが進化しようと、それが利用者様の望むことなのかどうかをしっかり見極め、常にニーズに寄り添いながら、人にしか担えない部分を大切に守っていかねばなりません。

一昨年来、皆さん方に「原点回帰」を繰り返しお願いしてきました。私たちの原点は人としてのあたたかな「こころ」です。AIには担えない「こころ」の為す領域こそが、私たちの真価であり、そして、誇りであることを忘れないでください。

コロナで直接の面会が思うに任せず、利用者様にもご家族にもつらい状況を強いていますが、それを補うために施設ではブログでの発信を充実させ、見える化に取り組んでいただきました。今後も、施設内にご家族の目、外部の目が届かない分、積極的な発信はもとより、サービスに緩みや甘さがないかを職員一人ひとりが常に自省しながら真摯に業務に向き合ってください。

社会は「withコロナ」へと舵を切りましたが、まだまだ終息は見通せません。決してコロナを言い訳にすることなく、グループ3,000人の職員が同じ未来を見ながら、人としてのあたたかな「こころ」と先進のデジタル技術との融合を図り、地域に希望と安心を紡いでまいりましょう。

本部職員に向けて(抜粋・要約)


さきほど令和5年訓を唱和していただきました。平成26年と令和2年に続いて同じ内容で3度目となります。平成26年、ちょうど10年前、「私たちは利用者様のニーズを新しい発想で捉えなおして新しいサービスをつくっていきます。職環境を整えて職員のやる気に応えていきます。職環境とは互いを思いやる人間関係であり、給与やポストでもあります。そして地域に対しては、より一層そこに根付き、認められる施設であるよう、ボランティア活動を含めて積極的に地域活動に取り組みます」と健祥会だよりに私の想いを述べています。理事長就任以来、10年間毎年、年訓をつくってきましたが、この訓は不変であり、行き着くところは常に同じ想いでありますから、年訓としては今年最後とし、行動指針と一体化して新たな行動指針といたします。今後はグループ訓とともに唱和していただき、脳裏に刻んでいただきたいと思います。

昨年大晦日、令和5年をどうあるべきかということを考えました。私をはじめ本部職員は、施設職員ほど切実にコロナへの危機感をもっていただろうか、利用者様の思い、ご家族の思いを心から共有できただろうかと反省しました。
また、さきほど、コロナ下では斉唱を控えていた舞踏会を久しぶりに歌い、様々な施設の落成式の様子が思い出されました。施設立ち上げのときの強い想い、地域への想いは時とともに薄れがちだなあと反省するとともに、本部職員は施設と地域をもう一度見つめ直していくということも重要だと感じました。
この2つの想いを持ち続けて取り組んでいきたい、皆さんにもそうあってほしいと思います。各施設では管理職が一丸となって施設を一つにまとめていく、本部の職員が一丸となって施設を導びき、グループをまとめていく、そしてグループ全体が一丸となっていけるよう、そんな令和5年になりますよう、よろしくお願いいたします。

常務理事中村晃子年頭所感(抜粋・要約)

昨年2022年は、コロナに加え、ロシアのウクライナ侵攻、円安・物価高騰など様々なことが起こりました。特にコロナに関しては、健祥会グループでも大変な事態に見舞われましたが、皆さん方の努力によって乗り越えてくることができました。強固な本部機能とグループの中の医療機関の存在、そして各地域で施設が助け合えるなどのスケールメリットがあってのことでした。様々な経験を経てグループ全体で経験値を高め、著しく成長できた1年間だったと思います。
感染予防対策は福祉介護業界においてコロナ以前からも重要な部分でした。コロナはいずれ5類相当になるとのことですが、今後もコロナ対策がこれまで以上に業務の中に大きなウエイトを占めることになりますから、腹をくくってつき合っていかなければなりません。3年間の経験を宝とし、知見を進化させていきましょう。
「サービスの質の追求、職場での共創、地域社会への貢献」という不変の行動指針を、具現化していくのは主に施設の皆さんです。そのための仕組みをつくるのは本部の皆さん。責任と自覚を持ちながら、現場の感覚と乖離することなく、行動指針をまっとうしていってください。
2023年、まだまだ大変な局面が続くかと思いますが、施設と本部が一丸となり、力を合わせ声を掛け合いながら、ともに乗り越えていきましょう。

令和5年訓



[記事公開日]2023/01/06(金)
[最終更新日]2023/01/07(土)

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