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料理研究家土井善晴さん講演会
地域の方々で満席の健祥会トゥモローホールにて


徳島県地域医療介護総合確保基金事業第3回キャリアアップセミナーとして、健祥会トゥモローホールで料理研究家土井善晴さんの講演会が開催され、ホールいっぱいの350名の地域の皆さんが熱心に耳を傾けてくださいました。

「暮らしを豊かにするお料理の楽しみかた~健康を保つ秘訣~」

一汁一菜のすすめを中心に、料理家の視点から「料理して食べること」と人と暮らしと自然の関係を考察。よりよく生きるために本来の人と自然の関係を取り戻す大事さを語ってくださいました。

人を人たらしめる大事なテーマを軽妙でやわらかな大阪・船場言葉に乗せて、あっという間の1時間半でした。満場の聴衆は愉しい時間を過ごすとともに、自らのあり様を省みるよき機会を得られたことと思います。ご紹介くださった土井さんご自身の一汁・具沢山お味噌汁を、今日帰って実践された方もいらしたのではないでしょうか。現代社会が抱える多くの問題解決の端緒ともなるような示唆に富んだお話、本当にありがとうございました。


土井善晴さんプロフィール
おいしいもの研究所代表/料理研究家
スイス・フランスでフランス料理を、味吉兆(大阪)で日本料理を修行。土井勝料理学校教授。1992年おいしいもの研究所を設立。人が生きていくうえで最も大切な食事として「食事学」「料理学」を広く指導。和食の観念から「一汁一菜」を提唱。2022年度 文化庁長官表彰受賞。東京大学先端研客員研究員/十文字学園女子大学招聘教授/甲子園大学客員教授/学習院女大学講師/東京造形大学講師を歴任。一汁一菜でよいという提案(新潮社)/暮らしのために料理学(NHK出版)/おいしいもんには理由がある(ウェッジ社)/映画「土を喰らう十二ヶ月」料理監修。

[記事公開日]2024/02/09(金)

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