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46年過ごした園舎、最後の卒園式
第46回育英認定こども園卒園式


卒業式シーズンを迎え、健祥会グループ4認定こども園でも順次卒園式が行われます。
そのトップをきって、3月8日(土)、次年度から新園舎での新しいスタートとなる育英認定こども園で、45年間慣れ親しんだ園舎での最後の卒園式が行われました。

参加者全員で国歌を歌ったあと、園長から一人ひとりに修了証書と卒園記念品と裏千家家元からのおしるしが手渡され、それぞれが将来の夢をステージの上で発表しました。
総理大臣、救急救命士などの具体的な職業を語る子より、仕事を頑張る人になりたい、困っている人を助けられる人になりたい、優しい人になりたい、など、人としての有り様を語る子が多いのには驚かされました。「心と心」の教育の成果かと穿った見方をしたくなってしまいます。

理事長 中村太一 挨拶


20名の卒園児の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。
特別教室の先生方、地域の皆様方には大変お世話になりましたこと、また本日もお祝いに駆けつけてくださいましたことに改めまして心より感謝申し上げます。
卒園児の皆さん、皆さんは育英の宝です。これからどんなふうに大きくなっていくのか、みんなが楽しみにしています。育英で過ごした日々、毎日精一杯遊び学んだことが皆さんの力になっています。野球の大谷選手のように、遊びと勉強の二刀流めざして、自信を持って小学校でも新しいことにどんどん挑戦してください。
さきほど総理大臣になりたいという夢をきかせてもらいました。育英初の総理大臣がでるのかなとわくわくしています。いつも夢を持っていてください。その夢は大きくなるにつれ変わっても構いませんから、どうか持ち続けて、そのときどきの努力を大切にしてください。いつも夢を持ち、夢に向かって努力を続けてください
コロナ禍の中、保護者の皆様方にはご迷惑やご心配をおかけしましたが、皆様のご協力で乗り越えてこられました。園舎は移転しますが、いつまでも皆様方とともにありたいと願っています。卒園後にはまた新たな課題や悩みにも出会うかもしれませんが、そんなときにはいつでも気軽に訪ねてきてください。

育英は47歳、私は50歳、まさにともに歩んできたという思いです。この間皆様からいただいたご支援と温もりを大切に、時代に呼応する新しい育英認定こども園として、4月スタートを切ります。たまには新しい園舎に元気な顔を見せてくれるのを、先生方も楽しみに待っています。ご卒園おめでとうございます。小学校に行っても笑顔で頑張ってください。


お別れの言葉をみんなで語り、お別れの歌を歌い、最後に力一杯園歌を歌って、子どもたちは慣れ親しんだ園舎に別れを告げました。


健祥会の「礼儀」と「感謝」と「生きる力」を育む教育と、地域のご協力による豊かな体験、すべてを宝物に、これからものびのびとその子らしく成長していってほしいです。
各教室でご指導くださった先生方、健祥会の教育理念・方針を理解し、支え、ご協力くださった保護者の皆様、いつもあたたかく見守ってくださる地域の皆様に心より御礼を申し上げます。
大切に育んできた「育英の心」はそのままに、育英認定こども園は4月1日より、同じ昭和町内の新園舎で新しい時代のニーズに応える教育保育を実践してまいります。今度ともご指導ご協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。

[記事公開日]2025/03/17(月)

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