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築き上げた絆 〜20th Anniversary 第20回徳島健祥会福祉専門学校 学校祭

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「築き上げた絆 〜20th Anniversary」と題して、徳島健祥会福祉専門学校 第20回学校祭が開催されました。学生たちは、創立以来20年にわたって築き上げられてきた福祉・医療への想いを地域との絆、友人との絆、学校との絆とし、節目の年の学校祭に精一杯の想いを込めて企画しました。


ありがとう!
国府中学校・小学校の皆さん

24日、本館前広場では実行委員たちとお揃いの赤いユニフォームを着た武田英二学校長が開会を宣言し、2日間の学校祭がスタート。メインステージでは全国大会常連の実力校、国府中学校吹奏楽部の皆さんが演奏、歌、ダンスでオープニングを飾ってくださいました。また25日には四国代表として全国大会出場を控えた国府小学校のマーチングバンドの皆さんが見事なパフォーマンスで、お祭りに華を添えて下さいました。
広場にはフードブースが店開き。たこ焼きや焼きそば、唐揚げやわたがしなど、嬉しい行列ができ、お祭らしさを盛り上げました。。


4学科の学びの成果を皆様に
一日CAMPUS見学会も同時開催

専門学校本館では、4学科が日頃の学びで培ってきた成果を地域の皆様にアピールするとともに、あそびひろばや、スタンプラリーなど、様々なアトラクションで、ご高齢の方から子どもさんまで地域の皆様に楽しんでいただくことができました。
24日には4学科キャンパス見学会も開催され、充実した設備や環境、学校のムードを体感し、理解を深めていただけたことと思います。


24日、健祥会パートナーでの恒例のスーパーライブには、アニメの主題歌など、たくさんのヒットナンバーをもつロックバンド「FLOW」が登場。エネルギッシュなステージで会場をわかせ、熱いスタンディング・オベーションを誘いました。最新シングル「虹の空」も披露され、ステージと会場が一体となった高揚感溢れる時間がパートナーに流れました。


文化講演会
石毛宏典氏「野球にかける想い」

26日の文化講演会では、元西武ライオンズ選手・四国アイランドリーグ創設者である石毛宏典氏が登壇しました。

野球界全体をグランドデザインして

「先日、ドラフトが繰り広げるドラマに熱い注目が集まったように、日本での野球人気は根強い。大企業が抱える社会人チームを日本各地でプロとして再編し、層の厚いプロ野球リーグをつくるとともに、プロ経験者を指導者とした『アンダー18』の育成などで、若い世代に高校野球以外の選択肢も提示し、野球界全体をグランドデザインしていってはどうか。スタープレイヤーを育てることで世界に魅力を発信するとともに、アジアにも野球を普及させてオリンピック正式種目をめざしたい。また全国の町の公営球場をプロ野球が指定管理者として運営するなど、スポーツを地方創生のひとつの核としていこう」と自身の描くビジョンを披露しました。

リスクを恐れず挑戦する姿勢 価値観の転換の大切さ

また、今年活躍した様々なスポーツ選手や指導者の名前をあげ、結果を出すためにリスクを恐れず挑戦する姿勢や価値観の転換の大切さ、行き詰まったときの原点回帰やスパルタ指導、情熱、根気、行動力の必要性を訴えました。
さらに自身の野球人生を語り、「10歳から野球を始めたが、田舎では野球は子どもの普通の遊びだった。好きだったわけでもプロ野球選手になりたかったわけでもない。家に帰りたくない一心で中学校で野球部に入り、教師や親の言うままに、高校、大学、社会人、そしてプロへと歩んできた。縦社会の野球部では上下関係が厳しく、なぐられてあざをつくるのは日常茶飯事だった。楽しかったことはない。ただ意地があったから続けてきたのだと思う。そしていつもいつも不安だったから努力した。プロ1年目に西武ライオンズ監督だった根本陸夫さんからは、人としてどうあるべきかを叩き込んでもらった。様々な出会いが人生に大きな影響を与えてくれた」

それぞれの<たすき>をつないで

そして、11年前に創設した四国アイランドリーグに触れ、「身銭を切って四国でマイナーリーグを立ち上げた理由は、しいていえば<愛>だ。野球でお世話になってきたことに対して自分にできることで報いたかった。今年はリーグから6人がドラフト指名を受けた。地域の活性化に一役買いながらやっと根付いてきたようで、多少の満足感を覚えている」

さらに会場のご高齢者には、「皆さんのおかげで日本は豊かになった。今、人は心の余裕をなくし、自分さえよければいいという風潮が蔓延しているが、皆さんは凜として、正しいものを伝え残し、その風潮にブレーキをかけてほしい。社会に様々な問題が噴出している今こそ、義理や人情といった日本的精神と、グローバル感覚のバランスが求められているのではないだろうか」と語りかけ、若い世代に対しては、「夢や志、熱い想いは誰もが持つ<たすき>だ。自分の<たすき>は何なのか?会社の<たすき>は何なのか?地域の<たすき>は何なのか?一人ひとりが心に問い直して、前へ進んでほしい」と心のこもったメッセージをくださり、「野球文化が受け継がれていくように、野球という友達とともに<たすき>をつないでいきたい。仕事は10のうち8しんどい。残りの2の喜びや充実感のために8を頑張る日々だ。そして標なき道を歩むのも案外楽しいものだし、苦しいときには、リスクをものともせず立ち向かっていた頃の原点を思い起こしてほしい」と結びました。幅広い年代の聴衆それぞれの胸に響くお話をいただきました。


素晴らしい秋晴れの天候に恵まれ、賑わいのうちに2日間を終えることができました。学生たちが主役となってすべてを企画・運営した学校祭。多くを学び、学校生活の大切な一コマとなったことでしょう。石毛宏典様、国府中学校・国府小学校の皆様をはじめ、ご来場・ご協力くださった地域の皆様に心よりお礼申し上 げます。また、25日には移動献血車が来校し、献血のシンボルマスコットけんけつちゃんがキャンパスで献血を呼びかけました。学生、教職員をはじめ、ご来場の皆様にも献血にご協力いただき、ありがとうございました。

[記事公開日]2015/10/27(火)
[最終更新日]2020/09/25(金)

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