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健祥会カップ争奪東四国国体記念 第23回四国オープンゲートボール選手権大会開催!
高松市ホタルと文化の里運動場において、健祥会カップ争奪東四国国体記念第23回四国オープンゲートボール選手権大会が開催されました。
地元香川県の参議院議員 木村義雄先生、香川県議会議員綾田福雄先生も駆けつけてくださり、秋空の下、最年少21歳から最高齢95歳まで、48チーム259名が技とチームワークを競いました。健祥会グループからは、健祥会トゥモロー、水明荘A、水明荘B、緑風会、健祥会美馬の5チームが参加しました。
◼大会長・健祥会グループ理事長中村太一挨拶
国体公開競技となった記念すべき年
全国で初めて香川県と徳島県の二県にまたがって開催された東四国国民体育大会に、ゲートボールはオープン競技として参加し、高校3年生だった私もこの会場で試合に臨みました。正式競技としてのエントリーでないことがゲートボーラーとして非常に寂しかったことを覚えています。そして、国体を機に生まれた絆を大切に、ゲートボールをメジャーにしていこうとの思いで本大会は始まりました。創設当初は二県での開催でしたが、四国は一つの思いで、のちに四国オープンと名称変更し、今年23回目を迎えます。
前大会長・健祥会グループ創始者中村博彦は、本当にゲートボールに熱い熱い思いを持っていました。国会議員としてゲートボール振興議員連盟の事務局長を務め、公開競技へ、正式競技へとステップアップできるよう尽力してきました。3年前、今年のわかやま国体での公開競技に決定し、あんなに喜んでいたのに、晴れ舞台を見ることなく逝ってしまうとは、人生の無情を感じます。
公開競技になった今年、気持ちを新たに、一人でも多くの人に魅力を知ってもらい、プレイしてもらえるよう発信していくことが、グループ創設以来ゲートボールと二人三脚で歩んできた健祥会の使命だと思っています。
ゲートボールが紡ぐ絆で、地域をつないで
今夏、茨城県を中心に大きな水害に見舞われました。近年、徳島でも台風などの自然災害による被害が増えていますし、南海トラフ巨大地震の発生確率は高くなっています。しかし、昔に比べて地域の人間関係が希薄になった今、災害時に互助が機能せずに苦慮するとよく耳にします。
ゲートボールは大半が地域のチームです。ゲートボールを通してそれぞれの地域の助け合いの心、連帯の心を育み、地域をつなぐ役割を若干でも果たせていけるのではないかと思います。健康づくりだけでなく、地域の絆づくり、友人づくりのためにも、競技人口増をめざしてゲートボールを推進してまいります。皆さんも元気で長生きのためにゲートボールを活用しつつ、仲間増やしに尽力ください。
一打一打に技術も作戦も駆使して
先日熊本市で行われた第17回全国社会人ゲートボール大会に連覇を果たした水明荘チームに、大会長としてお祝い申し上げます。全国大会での四国勢の優勝は5年連続、強豪ぞろいの四国ですが、どのチームもますます頑張ってほしいと思います。
お忙しい中駆けつけてくださったご来賓の皆様、開催にご尽力くださった関係者の皆様、四国四県からご参集くださった48チームの選手の皆様に感謝を申し上げ、ご挨拶といたします。
大会には勝ち負けはつきものです。楽しむことも大切ですが、勝利に向かって頑張る気持ちも大切です。一打一打に技術も作戦も駆使して、精一杯頑張る大会にしてください。
大会名誉会長 高松市長 大西秀人様メッセージ
塩江支所長 和泉孝治様の代読により披露
「練習の成果を遺憾なく発揮するとともに、交流を深め、存分にゲートボールを楽しむ1日にしてください。そして頑張った後は塩江温泉郷でゆっくりお湯に浸かってリフレッシュし、高松市の様々な史跡名所も楽しんで帰ってください」
参議院議員 木村義雄様ご祝辞
「ゲートボールを通じて健康のため、地域発展のために活躍される皆さんに敬意と謝意を表します。私は参議員厚生労働委員会のメンバーとして、医療・介護・福祉を充実させ、高齢者の皆さんが長生きしていてよかったと思えるような地域と国家づくりを推進するために全力で頑張っています。若い人たちは皆さんの背中を見ています。皆さんの元気で溌剌とした姿で、勇気と希望を与えてください」
香川県議会議員 綾田福雄様ご祝辞
「ゲートボールは早くから高齢者のスポーツとして広く親しまれ、1984年、高齢者スポーツの中でいちばん最初に内閣総理大臣杯が贈られた競技です。公開競技としてのわかやま国体出場を機に、ますます健康でますます競技に励んでください。本大会が素晴らしい大会になりますよう願っています」
仲間を信じ、相手を敬い、全力でプレイ
「ゲートボールができることに感謝し、仲間を信じ自分を信じ、相手を敬い、全力でプレーすることを誓います」と、昨年準優勝の水明荘Aチームの若き主将上野 淳の宣誓により大会はスタートし、48チームが、予選リーグと決勝トーナメントを戦いました。
48チームの頂点に立ったのは、健祥会トゥモローチーム(徳島県)。高齢者の皆さんがいつまでも健康で意欲を持って社会に関わり続けることを願って贈られる「高齢青年チーム賞」は、平均年齢86.4歳の山茶花チーム(香川県)に贈られました。
健祥会トゥモローチームでプレイした中村太一が、「5年ぶりにスティックを握り、まぐれで優勝させていただきました。若いときに厳しくお手合わせいただいた懐かしい方々に久しぶりにお会いできました。ゲートボールが健康の一助になっているのか、皆さんが非常にお元気で、本当に嬉しく有難く思います。ますます健康で、さらなる上達をめざして頑張って下さい」と講評し、大会は幕を閉じました。
成績 | ||
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優勝 | 健祥会トゥモロー(徳島県国府町) | |
準優勝 | 緑風会(徳島県阿南市) | |
第3位 | 将軍(高知県高知市) | 観音寺(香川県観音寺市) |
優秀チーム賞 | 新生会(徳島県三好市) | 水明荘B (徳島県吉野川市) |
山川(徳島県吉野川市) | 箸蔵GBC (徳島県三好市) |
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大野(香川県高松市) | はゆか富士 (香川県綾川町) |
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同好会(香川県琴平町) | 川東(香川県高松市) | |
高齢青年チーム賞 | 山茶花(香川県高松市) 平均年齢86.4歳 |
個人賞 | |
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最優秀選手賞 | 井内宏隆(健祥会トゥモロー) |
キャプテン賞 | 中村太一(健祥会トゥモロー) |
敢闘賞 | 長尾糸江(緑風会) |
※敬称略
入賞チームの皆様、おめでとうございます。お忙しい中駆けつけてくださったご来賓の皆様、開催にご尽力くださった関係者の皆様、四国四県からご参集くださった48チームの選手の皆様に心より感謝申し上げます。
[記事公開日]2015/10/14(水)