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未来 ~僕らが輝く場所~
第19回徳島健祥会福祉専門学校 学校祭
徳島健祥会福祉専門学校で、「未来~僕らが輝く場所~」と掲げて、第19回学校祭が開催されました。テーマには、一人ひとりの輝く未来への第一歩として学校祭に取り組もうとの思いが込められています。
青空のもと、本館前広場で、実行委員をはじめ大勢の学生たちが大円陣を組んで気勢を揚げてオープニングを飾り、2日間の学校祭がスタート。メインステージでは、25日は、6年連続全国大会出場という輝かしい実績を持つ国府中学校吹奏楽部の皆さんが演奏、歌、ダンスを、26日には同じく国府小学校のマーチングバンドの皆さんがパフォーマンスを披露くださり、地域の皆様を楽しませてくれたほか、両日とも、ひとしずくLIVEや保育士ヒーローブレイクショー、芸達者な学生有志のパフォーマンス大会などが賑やかに繰り広げられました。
広場には、作業療法学科、保育福祉学科のアトラクションや4学科のフードブースが店開きし、子どもたちの笑顔を集めました。
学びの成果で学科紹介
一日CAMPUS見学会も同時開催
専門学校本館では、日頃の学びで培ってきた成果を地域の皆様にアピール。介護福祉学科の高齢者疑似体験や心理テスト、マッサージやホットパック、極超音波などの理学療法体験、保育福祉学科の人形劇など、4つの学科紹介に加え、あそびひろばや、スタンプラリー、さらに徳島大学工学部のご協力による工学ロボット体験など、盛りだくさんの内容で、ご高齢の方から子どもさんまで楽しんでいただくことができました。
26日には4学科キャンパス見学会も開催され、高校生の皆さんが充実した設備や環境を体感するとともに、教師陣や先輩たちとの触れ合いを通して、職と学校への理解を深めてくださいました。
総立ちで盛り上がったスーパーライブ
「しんまち七色ばんど」、「シクラメン」
25日、お待ちかねのスーパーライブには健祥会パートナーで、徳島のご当地アイドル「しんまち七色ばんど」と「シクラメン」が登場。「しんまち七色ばんど」は小学生とは思えない堂々のステージングで、また、「シクラメン」も賑やかで熱いライブを披露し、会場総立ちの盛り上がりをみせました。
文化講演会「あなたの口腔ケアは、なぜ効かないのか」 舘村 卓先生
26日の文化講演会では、限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団一般社団法人TOUCH理事長の舘村 卓先生が、「あなたの口腔ケアは、なぜ効かないのか」と題してご講演くださいました。摂食嚥下障害と音声言語障害の臨床・研究の第一人者とあって、専門学校の学生をはじめ、歯科衛生士や特別支援教育の現場の方などもたくさん参加くださり、軽妙な語り口と洒落たジョークを交えての聞き応えのある内容に、時間があっという間にすぎました。
先生は、安全快適に食べるためのポイントとして、「呼吸器の安全性の確保」「口腔〜咽頭機能の賦活」「食物の調整」をあげて、嚥下防止姿勢、プラークコントロールと口腔機能訓練の大切さなどをわかりやすく解説くださり、経口摂取の大切さを再認識させられました。ケアする立場のものが、「自分もこのようにされたいか、こうしたいか」と自らに問いながら、その人にとって心地良いことをしてさしあげるのだという意識を持つことの大切さも教えていただき、現場だけでなく、高齢の家族のためにも、学ぶことの多い講演でした。舘村先生ありがとうございました。
賑わいのうちに2日間を終え、学生たちにとって実り多く、また学校生活の大切な一コマとなる学校祭となりました。ご来場くださった皆様、ご協力くださった皆様、地域の皆様に心より御礼申し上げます。
[記事公開日]2014/10/28(火)