グループ発祥の地で周年を祝う
特別養護老人ホーム水明荘40周年
吉野川リハビリセンター5周年記念式典開催

健祥会グループが創立40周年を迎えた2020年は、グループ発祥の地・徳島県吉野川市川島町（旧麻植郡川島町）の特別養護老人ホーム水明荘にとっても開所40周年の節目。隣接する吉野川リハビリセンターも5周年を迎えました。新型コロナウイルス感染症拡大の局面とあって記念行事を延期していましたが、2021年4月6日、1年遅れで開催しました。
記念式典は水明荘の前庭で、ご招待の人数をできるだけ絞り、密を避けて屋外での開催です。古くからお世話になっている地域の皆様や協力業者様、かつての職員らがお越し下さいました。ご来賓には、徳島県保健福祉部長伊藤大輔様、同保健福祉部長寿いきがい課長川人章博様、吉野川市長原井敬様、徳島県議会議員増富義明様、立江寺住職庄野光昭様、同副住職庄野晃隆様、第三者委員島田利雄様、同岩戸富代様、同須藤良一様をお迎えしました。

健祥会グループ常務理事中村晃子の開会の言葉で幕を開け、国歌と健祥会の歌の斉唱の後、理事長中村太一がご挨拶申し上げました。

健祥会グループ理事長中村太一挨拶（要約・抜粋）

心からの感謝を新しいカタチにして

グループ発祥の地・水明荘の40周年をなんとかカタチにしたく、今日の日を迎えました。アイデアと工夫で開催にこぎつけてくれた職員の頑張りに感謝しています。コロナ対策に追われたこの1年は、苦労もありましたが、大きな学びもあり、またグループのICT化が急激に進化した1年でした。
水明荘は1980年開所、当時6歳だった私は水明荘とともに大きくなりました。ゲートボール、相撲、夏まつり、三世代運動会、何もかもが懐かしい思い出です。福祉は、措置の時代から制度も法律も様変わりしましたが、父・中村博彦の強いリーダーシップのもと、全国3番目のデイサービス事業、贅沢特養としての増床、介護予防の提唱と在宅の皆様の介護予防を担うための会員制クラブ創設など、先駆的な取り組みを実践してきました。今ある70の拠点施設も、この水明荘なしには存在しなかったわけです。
徳島で積み上げた力で東京に挑戦したいと、父が構想し、起工式までは見届けた東京世田谷の特別養護老人ホームエリザベート成城の藤井施設長が、人口94万人の世田谷区の特別養護老人ホーム施設長会の会長になりました。私たちのやってきたことは間違いではなかったと誇らしい気持ちです。
AIの技術がどんなに進展しようとも、介護福祉は人にしかできない仕事であり、エッセンシャルワーカーとしての責任を痛感しています。この先も心と心の原点を忘れず、吉野川市の安心をつくってまいりたいと思います。
長年のお支えに心から感謝申し上げますとともに、変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
記念行事は、吉野川市内の8つの保育園・認定こども園の園児たちが描いてくれた似顔絵展と四国霊場八十八ヶ所第19番札所立江寺様のご協力による四国霊場八十八カ所のお砂踏み、そして吉野川リハビリセンターのプール開放です。withコロナ時代の新たなイベントのひとつの姿として、混雑を避けて1ヶ月にわたって実施されます。ご都合のよいときに、お越しください。本日は本当にありがとうございました。

ご来賓ご祝辞（要旨）

徳島県保健福祉部長伊藤大輔様

コロナ下での工夫を凝らした記念式典の開催に感銘を受けています。職員の皆さんはご苦労の多いことと思いますが、今後も新しい取り組みに挑戦し、徳島県の介護福祉の中核施設として、介護福祉と地域社会の発展を牽引していってください。

吉野川市長原井敬様

水明荘入所者様の100歳のお祝いにたびたび来設しますが、その度に、スタッフの皆さんのもてなしの心に接し、清々しい思いになります。コロナ下で大変なご労苦がおありと思いますが、ワクチン接種の準備を鋭意進めておりますので、今しばらくご辛抱願います。地域になくてはならない施設として、ますますの飛躍を願っています。

徳島県議会議員増富義明様

中村博彦創始者の頃から、大変お世話になってきました。健祥会グループは徳島にたくさんの施設を運営されているのに、1カ所もコロナは発生していません。これは職員の皆様方の日々の努力と、危機管理能力の高さによるものであり、大変素晴らしいです。この先も、50周年、100周年に向かって業界の先頭を走り続けてください。

特別養護老人ホーム水明荘40周年・吉野川リハビリセンター5周年記念事業
「だいすきなおじいちゃんおばあちゃん似顔絵コンテスト」表彰式

吉野川市の8園に協力いただき、園児たちから376点の似顔絵が寄せられました。どれもすばらしい表現力で、入賞作を選ぶのは大変でしたが、吉野川市長賞に山瀬かもめこども園もりもとひまりさん、健祥会グループ理事長賞に認定こども園めぐみ幼稚園すぎはらゆうなさん、特別養護老人ホーム水明荘施設長賞に吉野川市立川島こども園くわたこのかさん、吉野川リハビリセンター長賞に吉野川市立鴨島呉郷保育所たむらくうとさんの絵が選ばれ、表彰状と副賞が贈られました。
参加くださった下記の園の皆さん、ありがとうございました。
・鴨島中央認定こども園
・認定こども園　めぐみ幼稚園めぐみ保育園
・吉野川市立鴨島呉郷保育所
・吉野川市立高越こども園
・鴨島かもめこども園
・山瀬かもめこども園
・吉野川市立川島こども園
・吉野川市立鴨島東こども園

最後に、健祥会グループ参事田村修司が、水明荘の40年、吉野川リハビリセンターの5年を式典資料の写真とともに振り返り、式典を終えました。

イベント会場へは人数を分けて皆様をご案内。似顔絵展には、元気な笑顔、楽しいポーズ、あったかな表情、すてきな376作品がずらりと並んでいます。

立江寺庄野住職様のご祈願の後、お砂踏みもスタートしました。毛氈の下に八十八カ所のお砂が敷かれており、ここで霊場巡りが完結します。各寺ごとに掛けられた仏様の軸がとても美しく、これを観るだけでも心洗われる心地になっていただけると思います。

記念行事は吉野川リハビリセンターのプール開放とともに、1ヶ月にわたって実施されます。どうぞふるってお越しください。密を避けてご案内いたします。