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アジアはひとつ
ともに介護をつくる 平成24年度アジア介護福祉士候補者辞令交付式 第25回介護福祉士国家試験受験アジア介護士激励会
インドネシアから13名、フィリピンから12名、EPA協定による介護福祉士候補者を迎えての辞令交付式と、来年1月27日の国家試験に臨むインドネシア25名フィリピン3名の介護福祉士候補者の激励会が徳島健祥会福祉専門学校学生会館にて行われました。
辞令交付式は、候補者の受け入れ施設職員と、健祥会グループ在籍のEPA介護福祉士18名、介護福祉士候補者30名、さらに徳島健祥会福祉専門学校を訪れているインドネシア教育大学からの研修生4名も参加して行われました。
日本・インドネシア・フィリピン3国の国歌、健祥会の歌「舞踏会」の斉唱に続いて、中村博彦理事長から一人ひとりに辞令書と中村理事長の著書「草の根闘魂」が手渡されました。
中村理事長式辞
「偉大なるインドネシアのために精神と肉体を養え・・・選ばれし国 勇者のゆりかごいかなる征服者にも屈せず・・・」インドネシア、そしてフィリピンのすばらしい国歌を聴かせてもらった。日本、インドネシア、フィリピンはともにひとつのアジアをつくろうと努力している。ともに頑張って介護医療をつくっていこう。それぞれの長所を生かしてアジアを栄えさせるために頑張ろう。
4年前、第一期生がやってきたとき、大きな期待とともに、もうわれわれは同心円の上にあると思った。しかしつらいことに、なかなか同心円が描かれずにいる。健祥会グループがインドネシア、フィリピン合わせて101人もの皆さんを迎えているのは、なぜか。ただ介護で止まるのでなく、上をめざし、健祥会に不可欠の人材になってもらうためだ。日本人をも越えるチームリーダー、施設長をめざしてほしい。1期生2期生たちには、その意志や意欲が十分には見られず、私の期待に応えきれていない。今日着任した4期生は先輩を追い抜いていってほしい。日本人に使われるのでなく、日本人を使うポジションをめざす、そういう意気込みで頑張ってほしい。そのためには、努力せよ、勉強せよ。ふる里や家族が恋しいだろう、苦しいことも辛いこともあるだろう、しかし根性でそれを乗り越えて頑張ってほしい。頑張るための環境は責任を持って準備する。
健祥会ハートのマルコス ジョヴリン ヴェランチュラの挨拶 |
第3期生の健祥会ヘルスの リファット ザエヌルリズキ から歓迎の挨拶 |
中村理事長の言葉を受け、就任者を代表して、水明荘へ配属になったアリ ノファラヨギ(インドネシア)と健祥会ハートのマルコス ジョヴリン ヴェランチュラ(フィリピン)がそれぞれ、「日本とアジアの架け橋になるという大きな夢を持って、頑張る」「必ず合格して健祥会になくてはならない存在になれるよう努力する」と日本語で挨拶、残る23名もそれぞれ自己紹介をしました。
インドネシアの先輩、第3期生の健祥会ヘルスのリファット ザエヌルリズキから歓迎の挨拶。「中村理事長は日本で一番EPAを理解し、応援してくれている人であり、健祥会は日本で一番たくさん、101人を受け入れてくれている。私たちは幸せだ。健祥会に感謝しながら、安心して仕事と勉強に取り組み、合格してアジアと日本の架け橋になれるよう頑張ろう」と激励のメッセージが贈られました。
引き続いてインドネシア25名フィリピン3名の国家試験受験アジア介護士激励会が行われました。
中村理事長激励の言葉
志を持って、家族と別れて3年、本当によく頑張った。いい顔ばかりが並んでいる。心配は要らない。国家試験は前回よりも時間が長くなる。日本語の難しい表現もなくなるだろう。自信を持って頑張れ。「合格して現場に慣れたら、どんどん上をめざそう、日本で頑張って、いつか祖国のため、アジアの交流連携のための力になろう」、そう言う気持ちで臨めば必ず合格する。 そして大切なのは感謝だ。3年間支えてくれた施設長や職員の皆さんへせいいっぱい感謝してほしい。感謝の気持ちがあれば神様が認めてくれる。きっと合格できる。
これから2ヶ月の追い込みが大変だが、最期が勝負だ。油断せずに頑張れ。あとは根性だ。頑張れ。全員の健闘を期待している。
受験者を代表してジャンボ緑風会のトト リドゥワドゥナが、「熱い激励会に感謝感激。3年間苦しいこともあったが、今日を迎えられたのは中村理事長や施設の皆さんが温かい心で支えてくれたおかげ。私たちは幸せもの。理事長からは任の重さを学んだ。合格しかない。資格をとり、日本で経験を積み、ゆくゆくはアジアの架け橋となるという夢に向かってすべての力を出し切る。全身全霊で臨み、吉報をお届けすることを約束する」と誓いの言葉が述べられました。
熱い思いが行き交う中、健祥会応援歌と応援団によるエールが贈られ、幕を閉じた激励会、日本と祖国と中村理事長の期待を背負って、頑張って合格を勝ち取ってほしいものです。
[記事公開日]2012/11/26(月)