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インドネシア教育大学より短期留学生来る
〜介護人材交流事業スタート
社会福祉法人健祥会・徳島健祥会福祉専門学校・インドネシア教育大学の間で交わされた学術協定による「教員・学生の交流に関する覚書」に基づき、インドネシア教育大学からスポーツ健康教育学部のユダ・サプトラ学部長はじめ教員4名、同学科の学生4名が来日、徳島健祥会福祉専門学校で開始式が催されました。
式典では中村博彦理事長から、「インドネシア教育大学との連携の第一弾としてみなさんをお迎えできたことに感謝したい。インドネシアは発展目覚ましく、ASEANの中心的存在だ。そして親日の国であり、日本語を学ぶ人が72万人もいる。私が参議院で委員長を務めるODAでも、インドネシアとの関係は深く、今後も空港や高速鉄道などでサポートしていく。大きな人口を抱えるインドネシアは今後介護が必要とされるだろう。日本とASEANは一体であり、アジアはひとつの気持ちで、友として長いおつきあいをしていきたい。民族や言葉、習慣は違っても、3ヶ月の間に、研修や授業、日々の生活の中でコミュニケーションを育み、互いに理解を深めてほしい。健祥会はタイのクルアイナムタイ病院との連携をすすめ、ベトナムにも友人をつくろうとしている。よき友人を持つことは人生において何より大切だ」と歓迎の挨拶がありました。
齋藤校長からは、「3ヶ月間寮で暮らしをともにしながら、日本語や介護を学ぶ4人をしっかり手助けしてあげてほしい。本校の学生諸君にとってはインドネシアを知るいいチャンスだ。インドネシアには100万年前ジャワ原人が存在した。古代通商航路の要衝の地として、文化を育み、日本とも古くから交流の歴史がある。相互理解を深め、両国並びにアジアの発展と平和のために貢献していってほしい」と挨拶がありました。
ユダ・サプトラ学部長の挨拶に続き、留学生を代表してリラ・セプタリナさんが流暢な日本語で挨拶し、「介護と日本語、日本の文化を学びたい」と期待と抱負を語ってくれました。 短期留学生4名は12月24日までの日程で、専門学校で研修や授業を受ける他、施設を訪れ現場研修に参加、交流を図ります。
「インドネシア教育大学との連携は、30周年を迎えた健祥会のさらなる20年へのスタートであり、アジアの介護への貢献の第一歩です。
[記事公開日]2011/10/03(月)
[最終更新日]2020/08/03(月)