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夏まつり・納涼祭のフィナーレ飾る
すばらしき地域力にありがとう!
たくさんの利用者様、ご家族、地域の皆様にご参加いただきながら、7月16日から2ヶ月にわたって順次各施設で開催してきた夏まつり・納涼祭もいよいよフィナーレです。9月11日、那賀川町の特別養護老人ホーム健祥会バイエルンで、最後の納涼祭〜バイエルン祭が開催されました。 「利用者様、ご家族、地域の皆様、そして健祥会グループ創始者中村博彦への感謝の気持ちを込めて、バイエルン祭を開催します」と施設長が挨拶し、祭りが開幕しました。
厳しい時代だからこそ
利用者視点、現場視点で介護福祉を守る!
健祥会本部長中村晃子が挨拶に立ち、「健祥会グループ40カ所で2ヶ月にわたって開催してきた納涼祭も今日が最後です。今、介護施設を取り巻く環境は非常に厳しいですが、健祥会が36年の歴史の中で培ってきた利用者視点、現場視点を忘れることなく、バイエルンがあってよかった、健祥会の施設があって安心だと言っていただけるよう、よりよいサービスをつくってまいります。地域あっての施設です。今後ともよろしくお支えいただきますようお願い申し上げます。どうぞ楽しいひとときをお過ごし下さい」と述べました。
嘉見博之県議会議長も駆けつけて下さり、「ご家族や地域の方に囲まれて利用者様たちがいいお顔をしていらっしゃるのを見るにつけ、施設のありがたさを思います。今、介護福祉施設運営は非常に厳しいという現状認識に立って、県議会としてもしっかり支援していきたいと考えます」と挨拶くださいました。
施設の前庭で、たこやきや焼きそば、大判焼きなどの屋台の味を楽しみながら、テーブルを囲んで談笑なさる利用者様、ご家族、地域の皆様。その間を縫って、秋の訪れを思わせる涼風が吹き渡っていきます。バイエルンが地域に根付かせていただけていることを感じる、のどかでうれしい光景です。
利用者様の踊りや健康体操などを和やかに楽しんだ第一部に続き、第二部では、バイエルンより少し西に位置する原地区の原獅子舞保存会の皆様による伝統芸が披露されました。
獅子舞と吹筒花火、ふたつの伝統に
あふれる笑顔、湧き上がる拍手
古くから原地区に守り伝えられてきた獅子舞。もともとは鳴り物を子どもたちが担っていたそうですが、人口減少により、若い衆の舞い手が減る中、次代へと残していくために、数年前から子どもたちに舞を伝えているそうです。今宵もどこかあどけなさの残る子ども舞と若い衆による力強い豪壮な舞をそれぞれ二人立てで披露してくださり、熱演に大きな拍手がわき起こりました。
第三部、最後の出し物は、バイエルン祭のお馴染みとなった美波町赤松地区伝統の吹筒花火です。火の粉の流れ落ちる様が胸に染み入るように美しいことから、吹筒花火を「感謝の火」に見立て、赤松煙火保存会のご協力を得て、7月31日の健祥会グループ「感謝の日」のイベントとして納涼祭で行うようになったものです。保存会の皆様が、火の粉をかぶりながら繰り広げてくださった華麗で厳かでそして静謐な光の饗宴。滝のように降り注ぐ火の粉と、地面に弾ける火の華を、誰もがそれぞれの想いを胸に眺め入った宵でした。地主様のご好意により、施設正面の稲刈りの終わった田んぼをお借りし、安全に配慮して打ち上げています。
夏の終りを告げるバイエルン祭、たくさんの人の善意に支えられ、皆様に笑顔をお届けすることができました。原獅子舞保存会の皆様、赤松煙火保存会の皆様、田んぼの地主様、ご参加ご協力くださった皆様に心より御礼申し上げます。
あわせて、40カ所の夏まつり・納涼祭に、ご参加くださった利用者様、ご家族、地域の皆様、ボランティアとしてご協力くださった皆様に心より御礼申し上げます。どの地域においても地域力の嬉しさを感じた夏まつり・納涼祭でした。ありがとうございました。
[記事公開日]2016/09/12(月)