令和5年度も折り返し、残すところ5カ月となりました。朝・夕は極端に冷え込み、昼間はポカポカ陽気🌞
【チロルDX推進チーム】も下半期に向け、忙しくなってきました。さぁ今回で【第5弾】となります。
今回はというと【シルエット見守りセンサー】をご紹介します。
居室の壁に(25㎝×15㎝)程度のカメラを設置します。すでに、この写真を見るだけで「常に見られている感じがして嫌だなぁ~」「プライバシーへの配慮は?」とお考えになる方も少なくないかもしれませんね。
もちろん使用に関しては、入居者様やご家族に説明のうえ同意していただくことは前提にあり、ケアプラン(介護サービス計画書)にも位置付けています。
【シルエット見守りセンサー】の特徴
●シルエット画像で判別することで、プライバシーへの配慮となる
●居室内での動きがあれば、手元の端末が鳴り(アラーム)即座に状態確認
●シルエット画像で転倒や転落等の危険度が分かる
●危険度を区別(優先順位)、判断できるため訪室回数が減少
●入居者様・職員の双方の負担を軽減できる
●もしも転倒等で怪我をしてしまった場合に、画像を保存できるので検討会等に役立つ
実際の画像をご覧ください。個人情報保護の観点から登録されている氏名等は付箋で隠しています。
シルエット画像ですが、人の動き自体は、はっきりと見ることができます。この画像でも「少し見えすぎて嫌だな~」という声もあるかと思いますが、安心してください。3D画像にも変更することで、よりプライバシーへの配慮が可能となります。
【シルエット見守りセンサーを導入しての成果報告】
●居室内での怪我・事故が起きる前の予兆を見える化することができた
●事故検討会等の対応策がより具体的となり、同様の怪我・事故を防ぐことに成功
●直接的な巡視が減少することで、業務効率化(特に夜勤業務)に成功
【エピソード】
チロル入居前は別の施設でお世話になっていたAさん。夜になると色々と心配になり、ベッドから起き上がり部屋のタンスをゴソゴソ。起き上がり動く度に、職員(夜勤者)が来て「どうしたの?」と尋ねてくる。なかなか眠れない日々を過ごしていました。チロル入居後から、シルエット見守りセンサーを居室に設置。危険と判断した場合のみ訪室させていただき、訪室回数は以前と比べて格段に減少。自分が動くと職員がやって来る。その都度、目が覚め不眠傾向だったAさん。入居後1ヶ月で効果が現れ、今では良眠できるようになっています。効果は人それぞれだと思いますが、Aさんにはマッチしたのかな?(^^♪
一つのチャレンジが失敗しても他の選択肢に繋げることができるよう、現在も多くの介護ロボット・ICT機器等をデモ導入し「こころ」×「digital」で新しい介護を実践していきます。