飲み込みの難しい利用者様には、健康な人と同じ普通食では喉につまる可能性があり、大変危険です。そのため、食形態を変更して提供する必要があります。
これまで、刻み食を提供していた利用者様はそのままでいいのだろうか、調理員が包丁で刻んでいた食材は、フードプロセッサーを使うと細かすぎるのだろうか。安全を確保しながら調理工程を見直すことを目的に職員対象の「大試食会」を開催しました。
2月18日、22日の二日間。朝、10時から夕方5時まで。介護現場の隙間で一人、二人と立ち寄ってもらいました。
普通食、一口大、刻み食、超刻み食、あんかけ、ミキサー食、ゼリー食
主菜、副菜を試食。レンコンやチンゲンサイ等、刻みやミキサーでは、口に残りやすい献立です。
固くなく、口の中でばらけず食べやすい。刻みやミキサー食は初めてたべたけれど、美味しい。
美味しいよって介助するけど、本当に美味しいよって言える。食材の味がしっかり分かる。食べた感がある。
形がなくても何の料理か食べて分かる。等の感想がありました。
利用者様の名簿を付き合わせて、食形態が合っているかどうか真剣なミニ討論になる場面も。
「よりよい食事生活を目指して、いつもおいしい食事の提供に感謝します。栄養士、調理員の皆さんありがとう。」アンケートの隅にちょこっと書かれたメッセージに励まされました。