健祥会プレゼンテーションは平成11年4月、介護保険制度が始まる1年前に開所しました。
同じく平成11年4月には、徳島県から「徳島県介護実習・普及センター」の受託も開始し、現在に至るまで県民への介護知識や技術の普及促進事業を担い続けています。
最初に少しだけ、プレゼンテーションが受託している事業を紹介させていただきます。
◎徳島県介護実習・普及センター事業
県民の皆様へ介護の知識や技術をお届けしています
◎介護に関する入門的研修事業
介護分野への参入のきっかけを作り、介護の業務に携わる上での不安払拭を目的としています
◎介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業
施設における介護ロボットの普及促進を目指しています
◎介護予防支援従事者研修事業
必要な知識の習得及び技能向上を図り、適切な介護予防支援の提供を確保することを目的としています
◎徳島県母子寡婦福祉連合会初任者研修
ひとり親家庭の母・父及び寡婦の就業を支援し、介護職員初任者研修の資格取得を促進します
上記の事業を厚生労働省や徳島県から受託し、運営しています。
令和3年度を振り返ると、所長という任をいただき業務にあたる初めての年でした。
本当に多くの方に支えられながらの1年で、介護実習・普及センター事業や入門的研修事業で担当施設となった職員の方々、日々の業務の中講師を担ってくださった方々の協力があり、無事に終えることが出来ましたことに感謝いたします。
また、新型コロナウイルス感染症により今までの講座開催の形態に「オンライン参加」ができるよう見直したことも、大きな変化となりました。
今では当たり前となっているZoomでの研修も、開催側となると覚えることがたくさん。
『画面共有?なんですかそれは』という状態でITに疎い私は周囲に支えてもらいながらの1年でしたが、年度末に向けオンライン受講者数が増えていることで、新たなことに挑戦して良かった、多くの方に受講していただく事ができて良かったと嬉しい気持ちでいっぱいです。
私たち介護実習・普及センターの仕事は、県民の皆様へ介護の知識や技術をお届けすること、介護分野への参入のきっかけを作り、介護の業務に携わる上での不安を払拭すること。
コロナによって介護知識や技術習得の場が奪われることがあってはなりません。
コロナの影響を受けずどのように講座を開催していくか、どのように「普及センター」を多くの方に知ってもらうか、令和4年度改善していく課題です。
令和4年度は上記で挙げた5つの委託事業に加えて、ヤングケアラー支援についても力をいれ、少しでも県民の皆様の気持ちに寄り添える施設に成長したい。
多くの委託事業に携われていることに誇りを持ち、社会福祉法人健祥会として何ができるのか、「礼儀と感謝」を念頭に置いて皆様とともに歩んでいける施設を目指します。
令和4年4月
健祥会プレゼンテーション
所長 妹尾 知穂