むくの木ステージでは今年度、職員の「心を養う」・「スキルを磨く」ため研修強化を図っています。
今回は、「ボード・リフト移乗を中心に」基本的介護技術向上を目指した研修会を開催しました。
健祥苑 リハビリスタッフによる講師で、移乗リフト・スライディングシート等を使用し、介護者の負担軽減と利用者様の安全安心を図る移乗方法を学びました。
実技の前に座学で介護の基本を学んでいます。(全集中、熱気が伝わってきます(^_^))
スライディングシートを使用した介護方法です。
床走行式リフトを使用しています。
この操作に慣れれば、従来の「抱える・持ち上げる介護」には戻れません。(健祥苑職員談)
まだ、導入していない施設がありましたら、ぜひご検討ください。
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ノーリフティングケアとは、かつて、オーストラリアでは看護師の身体疲労による腰痛訴え率が上がり、離職者が増えて深刻な看護師不足に陥りました。そこでオーストラリア看護連盟が看護師の腰痛予防対策として1998年にノーリフト®をスタートさせたことに端を発します。
人力のみの移乗を禁止し、患者さんの自立度を考慮して福祉用具を活用しようという考え方です。
ここ日本でも看護師・介護労働者の腰痛が多発しているのが実情です。安全で安心な看護・介護を提供するには、病院や施設で患者さんの状態に合わせて福祉用具を有効に活用し、介助者の腰痛予防にも取り組むことが不可欠です。
~日本ノーリフト協会HPより抜粋~