梅雨が明けたと思えば、逆戻りしたような天気が続いていますが、皆様体調など崩されたりしていないでしょうか?くれぐれもご自愛ください。
さてさて、今回は、『防災訓練:後編』ということで、火災が発生した場合の訓練をご紹介させていただきたいと思います。
火災訓練の場合、事前に消防署に訓練計画書を提出する必要があります。
訓練当日には消防署の方たちが施設に来てくださり、訓練の良かった点・悪かった点などをアドバイスしてくれます。
今回は、残念ながら日程の都合が合わず、施設職員だけでの自主訓練となりました。
さあ、それでは訓練を始めていきましょう。
『ファンファン ファンファン ファンファン』
火災報知器のけたたましい警報音を合図に訓練開始。まずは消火器をもって火元の捜索です。
火元発見! (いいですね。一人で対処せず、応援を呼んでいます。)
初期消火実施!!(そうそう。火元に近づき過ぎず、退路を確保して。)
初期消火失敗!!!(・・・訓練ですからね。汗)
さて、初期消火失敗した場合、延焼を防ぐためにも必ず火元のドアを閉鎖した後、火元から遠い場所へ煙の流れも読みながら避難誘導を行います。
ここからは、いかに早く避難できるかが重要です。職員間で声を掛け合い、火元に近い場所から避難誘導を行います。
施設実習に来ていた学生さんもダミー(入居者役)として訓練に参加してくれました。
避難誘導と同時に消防署への通報と非常用の放送設備で施設内に火災が発生したことを利用者様・職員全員に知らせます。
職員の迅速な対応と利用者様の協力もあり、全員無事に避難することができました。
最後に、水消火器を使った消火訓練です。
ご存じの方も多いでしょうが、消火器の使用方法について一緒に確認していきましょう。
火災を発見したら、
①大きな声で「火事だぁー!誰か来てくれー!」と応援を呼ぶ。
②消火器をもって火元に近づく。※近づき過ぎないよう注意。
③消火器の安全ピンを外し、ホースを構え、レバーを握る。
息もピッタリ。的が勢い良く回転しています。
以上で、訓練は全て終了です。お疲れ様でした。
<追伸>
以前消防署の方が、こんなことをお話ししていました。
『毎日訓練を重ねている私たちでさえ、火災現場では100%の力を発揮することができません。同じような訓練であっても継続していくことが大事です。』
利用者様の生命を守るためにも、これからも訓練を重ねていきたいと思います。