タイトルにあるように、先日入居者様が「99歳」のお誕生日を迎えられました。
近年の日本では長寿の方が増えているのはご存じだと思います。2024年11月時点で95歳以上の高齢者の方は全国で約68,000人程度となり、人口全体の0.6%を占めていると言われています。また、その内約5,000人の方が白寿を迎えられたと推定されているようです。
その中の一人と考えると、非常に感慨深いものがあります。
実はこの方、誕生日を迎える4日前まで入院されていました。いこいで誕生日を迎えていただくことは出来るだろうかとやきもきしながら、病院からの退院許可が出るのを首を長くして待っていました。退院許可が出た際には「ああ、間に合った」とご家族様とともに喜んだのを覚えています。
少しだけ本人様の紹介をしてみたいと思います。
生まれは美馬町であり、結婚を機に三加茂町に嫁がれたようです。
結婚してからも、キャリアウーマンとしてバリバリと役場で働かれていたとのこと。現在99歳ですから、当時女性がキャリアウーマンとして第一線で働いていたのを考えると、今の女性活躍の先駆けのような存在だったんだと本当に尊敬出来ます。
仕事を辞めてからは、ご主人が営まれていた稼業である酒屋をご主人と共に切り盛りしていたとのこと。お子様には恵まれなかったようですが、プライベートも充実していたようで日本国内の旅行に何度も行ったことを話されました。「〇〇県の〇〇にはこんな所があって、良かった。」「〇〇県で食べた食事は美味しかった」「旅行は行けるときに行かないと、あんたも色々な所に行って来たらいいわ」など、アドバイスもいただけました。
いこいに来られて、まだまだ日は浅いですが99歳と思えないほどしっかりとされており、たくさんのことを教えて下さる頼もしい方です。
「白寿」は、漢字の「百」から「一」を引くことで「白」になることが由来とされています。
来年はいよいよ「百歳」、これからもいこいでの生活を楽しんでいただきながら、共に百歳のお祝いをさせていただきたいと思います。
それでは、これで今回のブログは終わりにしようと思います。
次回の更新をお楽しみに。