毎朝ラジオ体操を行った後に「今日は〇〇の日です。〇〇の日とはこのような日になります」とその日の由来を説明することから1日が始まります。どこの施設でも同じような光景が見られているのではないでしょうか。
さて皆様、「2月23日は何の日になりますか??」
もちろんご存じの通り「天皇誕生日」です。第126代徳仁天皇ご生誕の日であり、令和における国民の祝日です。国際的には「国家の日」と言われるようです。
この日も同じように、職員がその日の由来を説明しているのを聞いていると不意に入居者様の一人から、「天長節」という言葉が出てきました。職員の誰もがとなっていると、さらに「天長節と四大節」と話し出されました。さらに職員は聞き耳を立てていた私も一緒に。
畳みかけるように「天長節の歌があってな」と歌を口ずさみだしたところで、職員が「ちょっと待ってください天長節?四大節?って何ですか??」と話を止めようとしていましたが、こちらの困惑は何のその「四大節の中の一つに天長節があってな・・・」と言われたところで思考停止!!
「助けて猫型ロボット」と言いたいところですが、無理なのでネットの力を借り調べることに。
調べてみると、戦前にあった祝祭日で、下記の4つの祝祭日を「四大節」と呼んでいたようです。
・四方拝(1/1)=元日
・紀元節(2/11)=日本の国ができた日。今は建国記念日
・天長節(4/29)=当時の天皇誕生日。今は昭和の日
・明治節(11/3)=明治天皇の誕生日。今は文化の日
皆さんはご存じだったでしょうか??
・日本人でありながら日本の歴史、近代史をあまり知らないこと
・調べたいことをネットで何でもすぐに調べることが出来ること
・知らないことが出たときに自然と出る言葉、思い浮かぶ言葉は「ちょっと待って」だったこと
・昔のことを知っている入居者様が本当に貴重な存在であること
何気無い会話の中から、何を学び取るかはその人次第ですが、日常会話の中で、思いがけず色々な発見があることを改めて感じました。
最後に、社会や歴史の授業の中で「四大節」って習ったのだろうか?習っていたのなら先生ごめんなさい
では、次回の更新をお楽しみに