昨年度は、感染力を増した新型コロナウイルス感染症に幾度となく対応を迫られる一年となり、グループホーム健祥会彦左ならびにデイセンター一心太助の入居者様、利用者様、ご家族の皆様にご不便とご心配をおかけしました。乗り越えることができましたのは、恐怖や不安に打ち勝ち現場に従事していただいた職員、多大な支援をいただいた法人・近隣施設、そして利用者様、ご家族のご理解とご協力の賜物です。心より感謝申し上げます。
現在も新型コロナウイルスが消滅する見通しも立たない状況下ではありますが、すでに国、行政、社会ともにコロナ禍以前の生活を取り戻していこうというマインドにシフトしつつあります。グループホームでは、すでに面会を再開しておりますが、令和5年度の私たちは感染リスクの軽減策を講じつつ、外出や地域交流、カラオケといった利用者様のニーズの高い行事やレクリエーションを実現できるよう取り組んでまいります。そのためには、「できない」理由ではなく、「できる」方法を探求していくチームが必要と考えています。それは、食事や入浴といったグループホームやデイサービスでの日常的な介護サービスにも通じます。介護福祉の専門職として、利用者様に関心をもって接して知り得た情報を共有し、利用者様一人ひとりが満足度の高い食事や入浴の時間(幸せな時間)を過ごしていただけるよう必要な介護や支援を提供することを求められているからです。
健祥会彦左と一心太助が、利用者様の命を護り、安全で安心して過ごせる居場所となり、笑顔と生きがいのある生活を提供する場となるよう、次のことを意識しつつチームの目指す方向を示してまいります。
1.誰に対しても、その人に備わっているプラス面に気づき、引き出すこと
2.誰に対しても、敬意を払い、謙虚であること
3.誰に対しても、相手の言葉に込められた想いをくみ取ること
上記内容は、いずれも簡単なことではありませんし、内容によってはうまくいかないことの方が多いかもしれませんが、介護福祉に携わる者として、管理者として、人として、実践できる自分でありたい。
立場は変われど、初心は変わらず
いくつになっても人は成長できる
皆様が昨日より今日が幸せになりますように
令和5年4月1日
グループホーム健祥会彦左
デイセンター一心太助
管理者 松田 圭司