11月11日は、『いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう。』介護の日です。
健祥会グループは、介護のことを知ってもらうために、介護の日の行事を毎年実施しています。
今年は、地域にある『三縄小学校』へ、出前授業に行ってきました。
三縄小学校といえば、平成12年よりサギソウの保護活動を継続して行い、
令和4年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞された、伝統ある小学校です。
このたび、明るく元気な3年生から6年生の児童の皆さんが、体育館に集合してくれました。
校長先生のあいさつ 11月11日は、ポッキーの日&介護の日
コロナ禍で、地域交流も制限されていましたが、徹底された感染対策のもと、
国民病とされる認知症について学んだり、介護現場に導入されている介護ロボットを体験していただきました。
『認知症』を理解するのは、大人でも簡単ではありません。
施設職員である介護支援専門員の桃平さんが、クイズ等を出しながら、理解(わかった)や判断(きめる)することをスライドを使って説明しました。
児童の皆さんは、必死で学ぼうと努力していました。
この絵に人が何人いるか、探索中! 認知症と物忘れどっちかな?
近年、様々な分野に最新機器であるロボットの活躍がメディアでも取り上げられています。
実は、高齢者施設にも介護ロボットが活躍しているんです。
今回、紹介と体験したのが、『介護ロボットHUG』です。
この介護ロボットは、自分で立ち上がることができない高齢者にフィットし、踏み立てができなくても持ち上げてくれる優れものです。
まずはじめに、担任の米澤先生がトップバッターとして、体験してくれました。
クラスの児童の反応は、クスクス笑っていて、先生との信頼関係を垣間見ることができましたよ。
介護ロボットの説明中 介護ロボットHUG体験中の米澤先生
施設に入所されている高齢者の方々をイメージすることは、現代の子ども達にとって、難しいことなのかもしれません。
今回の体験が、児童の皆さんにとって、将来の糧となり、福祉を知ってもらう一助となれば幸いです。
車椅子からの移乗を体験する児童の皆さん 介護ロボットHUGに興味津々の皆さん
最後に、岩佐校長先生よりお礼の言葉と、大切な話をいただくことができましたので、一部抜粋します。
『児童の皆さん、今日、初めて知ったことはありますか。』(全員挙手してくれました。)
『今日の授業を通して、介護という仕事があるということを知ってください。』(小学校キャリア教育の一環)
『ロボットのように便利な物があります。しかし、それを操作するのは人ということも知ってください。(共存する大切さ)
『今日は、五感ということを学びました。社会には、たくさんの人がいて、その中には高齢者や障がいのある方もいることを知ってください。』(生きる力・豊かな人間性)
三縄小学校の岩佐校長先生をはじめ、教職員の皆様、児童の皆に心から感謝致します。
貴重な時間を共に過ごすことができ、本当にありがとうございました。