麗らかな陽射しと催花雨の交わる春を迎え、桜の開花とともに新年度がスタートしました。
昨年度は、5月を区切りにポストコロナへと社会の変容が進む中、私達施設に於いても、安穏な暮らしを取り戻し、新たな日常を築くことを目標に取り組んでまいりましたが、利用者様、ご家族、地域の皆様の深いご理解とご協力により、無事、今日を迎えることができましたことに、心より感謝申し上げます。
令和6年度は、withコロナで得た貴重な経験と知見を活かしながら、これまでの実践と成果を糧として進化と深化をカタチに、選ばれる施設、ステージづくりに取り組んでまいりたいと思います。
また、今年度は介護報酬改定の年。ICTの導入はもとより、老人保健施設の多職種連携・在宅復帰機能や、グループホームの専門的な認知症対応等、施設のもつ使命がより明確に求められています。同時に、デジタル化が進み、人とロボットの協働が加速する今だからこそ、私達の原点である「心と心」の理念に立ち還り、人にしか担えない「心のサービス」を守り続けていかなければなりません。
社会構造も私達を取り巻く環境も、すべてが大きな変化を続けていますが、決して変わることのない人の心と手の温もりの大切さを胸に、「こころ」と「digital」の融合を推進し、利用者様と地域社会への安心と希望を紡ぐ施設となるよう、一層努めてまいります。
今年度も変わらずご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
令和 6年 4月 1日
老人保健施設 健祥会ハート
グループホーム 健祥会こころ
管理者 中島 由美