福祉避難所立ち上げ訓練を行いました。
センターヴィレッジでは、令和3年2月美馬市と災害発生時の福祉避難所の開設に関する協定を締結し、実際に災害が発生した時に「福祉避難所」として対応できるよう実施しています。
今回の訓練は、昨年実施した際に出てきた課題も含め、本番に近い状況を想定して取り組みました。
福祉避難所とは?
福祉避難所とは、災害発生時に一般の避難所での生活に支障をきたす障がい者等の災害時要配慮者を受け入れるため、特別の配慮がなされた避難所のことです。
福祉避難所の対象者
高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、病弱者等、避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする方で、身体等の状況が特別養護老人ホーム又は老人短期入所施設等へ入所するに至らない程度の方及びその家族です。
※令和3年5月20日から、警戒レベル4「避難指示」で必ず避難となりました。
訓練は、集中豪雨により山間部居住者に避難指示が出され、美馬市より30分後に要配慮者の受入れ要請があったと設定して開始しました。
まず、要配慮の方が来られたら、施設玄関で抗原検査を行います。
令和5年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が「第5類感染症」に移行しましたが、今回の訓練では、引き続き感染症対策を実施することとしました。
この日、4組の避難者を受け入れる想定で行いました。
受付前、抗原検査実施の様子です。検査・正面玄関外観。
陰性確認後、受付へ移動します。
要配慮者が到着するまで30分の間に避難ルームをつくります。
各フロアで管理している物品を運び、組み立てを行います。
美馬市より支給していただいたスプリトップルーム(立方体のテントに似たもの)を感染対策とプライバシー確保のため、設置していきます。
スプリトップルームの側に、簡易トイレも設置します。
新たに美馬市よりポータブル電源を支給していただきました。
これで発電機と併用して、安心して医療器機が使えます。
昨年に続き、受入からの一連の流れや備品の準備、配置等を確認し、実施した時を思い返しながら、なんとか要配慮者を受け入れる準備が出来ました。
要配慮者受け入れの様子
総評・反省会の様子
訓練を行ったなかで、新たな改善点や気づきがありました。
今回の訓練で得た知識と技術を今後に活かし、地域の皆さまの期待に応えられる施設であり続けます。