健祥会バーデン・リブレでは、9月20日に、31回目の合同敬老会を開催しました。
「開式の言葉」では、赤松施設長より、
125年ぶりの猛暑となった今夏、国内外では異常気象で、想像以上の災害も見られた一方、本日ご参加いただいたご長寿の皆様をはじめ、バーデン・リブレ、施設利用者の皆様が誰一人、熱中症・脱水症・感染症等にかかることなく、よくぞ乗り切っていただけたことが一番の安心となりました。今までの生活習慣から健康自己管理をしていただけたおかげで、健祥会グループ本来の合同敬老会のあり方として、4年ぶりに施設利用者様、ご家族、地域の皆様、そしてご来賓の方をお迎えしての敬老会が開催となり、直接お元気なお姿と笑顔が見られ、ご長寿のお祝いができるということは、奇跡にさえ感じ、心からうれしく、胸が熱くなりました。
言葉では短く「人生100年時代」とよく耳にしますが、大正・昭和・平成・令和と変わりゆく時代の中で、戦前・戦後と激動の時代を生きてこられ、家族のため、社会のために、時には自身の命の危険を感じながらも幾多の困難を乗り越えられたことにより、今の私たちが存在することに感謝と敬意の気持ちでいっぱいです。
全国47都道府県で47番目という最も面積が小さい香川県ですが、自然災害の少なさでいうと、全国で3番目だそうです。これはおだやかな瀬戸内海と讃岐山脈のおかげだと思っています。そして、徳島県は4番目。四国はいつも弘法大師・空海様に守られていると、強く信じています。
最後に、これからも皆様が築いてこられた幸せな日常生活が、可能な限り継続されると同時に、栄養のバランスの取れた食事、適度な運動、そして周りの方との良好な人間関係に心掛け、無理をせず元気で楽しく笑いの多い明日に繋がるよう願いますと、「命を守ることの大切さ」を話されました。
次に「記念品贈呈」。今年のバーデン・リブレの長寿番付・東西横綱 細川ツルヱ様、上原関雄様(ともに103歳)に、柴山部長から記念品が贈呈され、あわせて米寿の方16名、喜寿の方1名をお祝いさせていただきました。
「来賓祝辞」では、高松市長・大西秀人様に代わってご臨席いただいた塩江支所長の原岡正仁様より、市長からのお祝いメッセージが代読されました。
なお、会場での密を避けるべく、敬老会の模様を同時配信し、全館各フロアで参加していただきました。
式典の後は、職員による三味線やリズム体操で、参加者もともに歌ったり、体操をしたりで、楽しんでいただきました。
中でも「ここの赤飯は、いつも変わらずよくできている。間違いない」と好評でした。
今年は空海の生誕1250年ということで、館内には四国霊場88か所のご本尊の絵札を掲示し、館内を回るとお遍路気分が味わえるといった環境装飾を行いました。
皆様、これからも末永くお元気でお過ごし下さい。