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元気で長寿めざして、地域とともに
〜健祥会グループ合同敬老会始まる
施設入所の方々も地域の在宅の皆様も揃ってご長寿をお祝いしようと、昭和55年の水明荘開所とともに始まった健祥会グループの合同敬老会。毎年9月15日の敬老の日の前後に、地域の皆様をお招きして各施設で開催されます。
今年、健祥会・緑風会の利用者様の総数は5,627人、この中には100歳以上の方が71人(徳島県60人/県外11人)もいらっしゃいます。徳島県における100歳以上481人(9月10日現在)のうち、60人もの皆様が健祥会グループをご利用くださっており、本当に嬉しく、心より感謝申し上げます。グループ利用者様の中での最高齢は105歳、特別養護老人ホーム健祥会たんぽぽの男性、特別養護老人ホームふるさと那賀の女性、老人保健施設ジャンボ緑風会の女性のお三方です。健祥会グループでは、長寿は長寿でも、元気で長寿、「健康寿命100歳」をめざし、科学的介護に挑戦、入所者様、利用者様、地域の皆様に生きる嬉しさをお届けできるよう、心を込めてサービスを提供させていただいています。
トップをきって阿南市で開催
9月11日、各施設のトップをきって、デイセンター緑風会尊氏・小規模多機能ホーム緑風会登子で、大野セニヤクラブの皆様をお招きして、第4回緑風会尊氏合同敬老会が開催されました。
会場となったデイルームの壁を飾るのは、利用者様が作ってくださった折り鶴の鶴亀松。あたたかな雰囲気の中、尊氏の横綱94歳の方、登子の横綱91歳の方、そして米寿7名と喜寿8名の方、お一人ひとりに、健祥会グループ理事長中村太一より、お祝いの言葉とともに、羽毛ベストや膝掛けなど心を込めて選んだ記念品が贈られました。
健祥会グループ理事長 中村太一挨拶
「本日のご出席と日頃よりのご利用に感謝いたしますとともに、ご長寿を心よりお祝い申し上げます。また、お忙しい中、ご臨席くださっているご来賓の皆様にも御礼を申し上げます。昨夏急逝した健祥会グループ創始者中村博彦の思いを受け継ぎ、この1年、必死で頑張ってきました。「福祉は人 人は心」という創始者の残した会是のとおり、福祉は人がつくり、人は心で動くものです。今、制度は変わりゆこうとしていますが、制度がどんなに変わろうと、利用者の皆さんへの心、お届けするサービスに変わりはありません。職員一同、心を一つに、同じ思いで、日々精進してまいっております。至らぬ点はご指摘いただき、ご意見やご指導をいただけますようお願いいたします。
私たちは社会福祉法人です。利用者様にどこにも負けない心のこもったサービスをご提供するのはもちろん、できる限り地域への貢献を果たすというもう一つの役割も担っています。地域の皆さまに喜んでいただけるよう、地域と一体となった施設づくりを実践してまいりますので、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。地域の皆様誰もが健康で自立して長生きできるよう願い、これからもしっかり努めてまいります」
続いて、来賓を代表して第三者委員有賀文子様から「長年にわたって、この地域で多くのご縁を得ながら、地域にお育ていただいてまいりました。地域をつくってきてくださった皆様に感謝しつつ、皆様をお手本として歩んでいきたいと思います。皆様もどうか、一日一日、力強く、明るく、輝いてお過ごしください。ご長寿おめでとうございます」とご祝辞をいただきました。
このあと、厨房職員が腕をふるった心づくしのお祝い膳を召し上がりながら、和やかなひとときを過ごしました。続いて、お楽しみの出し物を披露くださったのは、大野幼稚園のゆり組の園児さんたちと美尺会の皆様。園児たちは歌とダンスで、利用者様に笑顔を届け、いっしょに手遊びしたり、肩たたきしたり。美尺会の皆様は、和楽器の演奏とともに、「元気で長寿」のお見本のような91歳の方が、すばらしく張りのあるお声で民謡などを聞かせてくださり、お祝いの席に華を添えてくださいました。笑顔に始まり、笑顔で閉じた緑風会尊氏合同敬老会、ご参加くださった皆様に心より御礼申し上げます。
11日には、阿波市のグループホーム加尾・デイセンターお龍でも開催されました。この後も各施設で順次実施されますので、フォトギャラリーでご覧ください。
■徳島新聞2014/09/19掲載 |
[記事公開日]2014/09/13(土)