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温泉の町・塩江に生まれて30年
ケアハウス健祥会リブレ・健祥会デイサービスセンター塩江開所記念式典
香川県高松市塩江町のケアハウス健祥会リブレならびに、健祥会デイサービスセンター塩江が開所30周年を迎えました。「塩江を福祉のまちにしたい」という創設の想い、先人の労苦、地域への感謝、未来への決意を新たにするために記念式典を開催しました。
式典には、地域の方々、入居者様、デイの利用者様らにご列席いただき、冒頭、健祥会グループ常務理事中村晃子が、感謝のご挨拶を申し上げました。
健祥会グループ常務理事 中村晃子 挨拶(要約)
ケアハウス健祥会リブレ・健祥会デイサービスセンター塩江開所30周年記念式典にご臨席賜り、ありがとうございます。
健祥会リブレは、徳島で生まれ育った健祥会が初めて県外に開設した施設です。「塩江町を健康の町、福祉の町にしたい」という当時の松尾茂直塩江町長の熱い想いと、すすみゆく高齢化の中、介護予防の重要性を高らかに掲げる健祥会の想いが一つになり、塩江初のケアハウスとして誕生しました。
介護予防、健康づくりをすすめる上で大きな魅力となったのが温泉です。素晴らしい地域の資源を活用しない手はないと、健祥会リブレ内に「健祥会ホットスプリングス」を設け、温泉リハビリを取り入れた健康づくりに挑戦しました。
「健祥会ホットスプリングス」は、リブレ入居者様はもとより、地元の方にも大変好評をいただきました。さらに、徳島県内のグループ施設の利用者様や健康クラブ会員の方々にもご利用いただき、たくさんの塩江ファンが生まれました。当時、介護施設の入所者様が温泉に行くことなど考えられませんでしたが、介護スタッフが同行した宿泊付きの温泉リハビリが実現し、旅行気分で健康づくりを楽しむ健祥会ならではのサービスとなりました。これは、健祥会が今も各地で進めている介護予防の取り組み、健康づくりのルーツでもあります。
初めての地での事業経営には様々な苦労がありましたが、健祥会の想い、理念を理解くださり、開設来お支えくださってきた多くの地域の皆様のお陰で、すっかり地域に根づくことができました。人と人とのご縁、心と心のつながりに感謝申し上げるばかりです。
「心と心」・・・この文字は健祥会グループの各施設建物に高く大きく掲げられています。福祉とは心でつくり上げるものであり、人と人とが尊び合い、「心と心」を通じ合わせてこそ、幸せや安心を育む真の福祉であるとの意味です。
福祉に携わる者として、プロとしての技術は必須ですが、その前にまず温かな心を持つ人であること、心と心を通わせることのできる人であることこそ大切。職員一同このことをしっかり心して、10年先20年先も塩江の地に「健祥会」があって良かった、安心だと言っていただけるよう、たゆまず進化してまいります。
30周年の節目に、これまでお支えいただいた皆様に心より感謝申し上げ、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願いいたします。本日は、誠にありがとうございました。
ご来賓として、日頃より大変お世話になっている、苦情解決第三者委員 藤本照男様、同じく、長尾哲夫様、地元ハートボランティア 藤澤テルヱ様を紹介させていただいたあと、30年のあゆみを振り返るスライドショーが上映されました。懐かしい場面には、笑みを誘われたり歓声があがったり、30年という時の流れに皆で見入りました。
式典終了後には、参加者と職員で「30」の人文字を作り、記念撮影。入居者様、デイ利用者様には食堂で赤飯などのお祝い膳を召し上がっていただきました。
さらに感謝の記念イベントとして、入居者様に希望を募り、塩江の名所をバスで巡る塩江周遊ツアーを催行。15名の入居者様が、最明寺・岩部八幡神社・椛川ダム・しおのえふじかわ牧場などを訪ね、湖畔のホテルでの会食や買い物、付近の散策など、塩江づくしのツアーを楽しんでいただきました。
施設は地域のお支えあってこそ!ここまでお育ていただいたことに心より感謝申し上げ、地域とともに新しい明日へと歩んでまいります。
[記事公開日]2022/10/27(木)