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96名の新入職員を迎えて 平成27年度健祥会グループ辞令交付式
グループ4法人に96名の新入職員を迎え、平成27年度健祥会グループ辞令交付式が挙行されました。健祥会グループ理事長中村太一から、一人ひとりに激励の言葉を添えて、辞令書が手渡され、以下の訓辞がありました。
健祥会グループ理事長中村太一訓辞(要旨)
96名の皆さんが、それぞれ自ら決意を持って、この健祥会グループに集まってくれたことが、嬉しく、有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。今、それぞれの思いを胸に辞令を受けてもらったことと思いますが、この辞令書には、責任の重さや出会いの喜びなど、私たちのいろんな思いが込められていることを知っていてください。
皆さんの左手正面に健祥会グループ訓が掲げられています。一昨年亡くなった、グループ創始者中村博彦が、徳島健祥会福祉専門学校開学の折りに定めたものです。
短いけれど非常に奥深いこの4行のフレーズを、常に意識して、毎日を積み重ねてください。意識してこそ結果につながり、それが5年後10年後、大きな差になっていきます。
理事長の任に着いて私は、すべての人、地域社会の「明日を想う」というコーポレートメッセージと、多様なたくさんの人がつながる「明日の木」のロゴマークを定めました。そして、それぞれの施設が地域づくりに貢献できる施設でありたいという理想を「ハートランド」というイラストに描きました。福祉サービスの原点は人と人とのつながりです。徳島から香川、高知、大阪、京都、そして昨年には念願の東京進出を果たしましたが、会是である「福祉は人 人は心」と「心と心」を胸に刻んで、それぞれの地域のお役に立つために邁進していくことが私たちの使命です。
そのための行動指針として、「利用者のニーズに応えるサービス、職員のやる気に応える職環境、地域社会への貢献」を掲げて、職環境のアップにも努めてきました。27年度はさらに進化し、中身の充実を図ろうという矢先、介護報酬が大幅ダウンとなり、非常に苦しくつらい思いです。皆さんにとっても厳しい局面での就職になりました。しかし、制度がどうあろうと、利用者様のためにモチベーションを高く維持し続け、使命を全うしていかねばなりません。
昨日の日本経済新聞の一面トップ記事で、給与アップに積極的な組織として、健祥会グループが取り上げられています。介護福祉の全国何千もの法人の中で、先進的な社会福祉法人としてこうして注目されているのです。そういう組織の一員であることを自覚し、誇りと気概をもって今日からの日々に臨んでください。
平成27年訓に示したように、3つの行動指針を自問自答しつつ、27年度を共に創る、共創の年とし、それぞれの持ち場でレベルアップしていってください。皆さん一人ひとりの成長がグループの成長をつくります。グループを支える一人ひとりになってください。共に頑張りましょう。
訓辞を受け、新入職員から「私たちは、『明日を想う』というコーポレートメッセージにこめられた意を胸に、27年訓に掲げられた三つの基本理念を日々、自らに問い、まずは第一に利用者の皆様方の思いに応えるために、さらに、職場の皆様方や地域社会に応えるために、誠実に職務に向き合い、一日も早く、職員連携の輪の中に加えていただけるよう努力します。そして、時代を牽引してきた健祥会の歴史に学び、仲間と競い合い、切磋琢磨し、共に素晴らしい健祥会の未来を創り上げいくことを、今、ここに誓います」と決意表明しました。
共に創り、競い合い、中身の充実を図ってゆく平成27年度、品質向上元年のスタートです。
掲載日:2015/04/04(SAT)
[記事公開日]2015/04/04(土)