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サービスの質と量を維持し、利用者をまもっていくために 〜健祥会グループ介護保険研修会

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報酬見直しが3年に1回実施される介護保険。2015年は改定の年に当たっており、先頃その内容が明らかになりました。介護保険制度創設から15年を経て、その定着とともに利用量は急速に増大し、今後、保険料の大幅な上昇が見込まれることや、認知症の増加なども踏まえ、「制度の持続可能性」が議論されてきました。結果、基本報酬は大きく下げ、介護職員の賃金引き上げなどの加算は拡充する内容となり、総額で2.27%の報酬減。さらに、利用者負担の増加や、特別養護老人ホームの入所要件の厳格化などが示され、事業者にとっても利用者にとっても厳しいものとなっています。

4月からの実施を控えて健祥会グループでは、グループ内高齢者施設の職員約200名が出席し、健祥会グループ介護保険・福祉支援室 室長 桝田和平による介護保険研修会が行われました。

桝田は公益社団法人全国老人福祉施設協議会介護保険事業等経営委員長でもあり、社会保障審議会の委員を歴任してきた介護保険のエキスパート。制度を読み解き、今後の対応などについてわかりやすく解説しました。改正内容を職員がよく理解するとともに、利用者へも説明を尽くしていかねばならず、長時間の研修でしたが、みな真剣に聞き入り、質疑応答では、様々な職種から自らの施設の実態に即した質問が飛び交いました。
事業者にとっては大幅な減収ですが、苦境にあっても職員の処遇改善をすすめるとともに、サービスの質と量の維持に努め、利用者をまもっていくことが社会福祉法人としての務めであることを再確認し、研修を終えました。利用者の皆様もわからないこと不安に感じることがありましたら、お近くの施設へお気軽にお問い合わせください。

[記事公開日]2015/02/20(金)

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