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毎年毎年嬉しい進化!
「平成30年度年間取組発表会決勝大会」
健祥会グループではすべての高齢者施設が、サービス力向上をめざして、毎年の統一テーマに沿ってそれぞれの取り組みをすすめています。利用者様のために、そして、現場の士気と意欲を高め、介護の楽しさ、やりがい、誇りを職員みんなで共有するためでもあります。
1年間の取り組みの成果発表の場として、本部経営戦略推進部と施設サービス力向上委員会、食・栄養向上委員会が主催して、年度末には年間取組発表会が開催されています。
平成30年度の統一テーマは、「5つのゼロと4つの自立支援〜データ分析から利用者様の笑顔に〜」。種別ごと地区ごとに5会場で行われた予選を経て、勝ち残った8施設が健祥会トゥモローホールに集い、「平成30年度年間取組発表会決勝大会」が開催されました。
健祥会トゥモローホール
満員のオーディエンスを前に
決勝大会進出を果たしたのは、グループホーム濃姫、特別養護老人ホーム緑風会イサベル、老人保健施設健祥会ウェル、軽費老人ホーム健祥会ヴィラ、特別養護老人ホーム健祥会家康、グループホーム笑顔毎日、介護老人福祉施設ふるさと那賀、老人保健施設健祥会ハートの8施設です。施設職員・本部役職員に加え、専門学校健祥会学園の学生や4月から入職予定の新入社員も交えて、ホールは超満員。映像や音楽も駆使し、20分の持ち時間をフルに使って、1年間頑張ってきた取り組みと成果がプレゼンテーションされました。今年は、スペシャルゲストとして、業界紙シルバー新報・月刊ケアマネジメントの川名佐貴子編集長も取材にお越し下さいました。
取り組みは8施設とも、テーマ通り、しっかりとしたデータ分析に基づいて行われており、興味深い内容ばかり。一昨年よりも昨年、昨年よりも今年、すばらしい進化を感じさせてくれました。プレゼンテーションそのものにもレベルアップが感じられました。仲間による応援合戦も微笑ましく、施設職員の仲の良さとあたたかな雰囲気が伝わってくるかのようでした。
↑グループホーム 濃姫
↑特別養護老人ホーム 緑風会イサベル
↑老人保健施設 健祥会ウェル
↑軽費老人ホーム 健祥会ヴィラ
↑特別養護老人ホーム 健祥会家康
↑グループホーム 笑顔毎日
↑介護老人福祉施設 ふるさと那賀
↑老人保健施設 健祥会ハート
特別養護老人ホーム緑風会イサベル
発表・ポスターダブル受賞!
8施設が渾身の発表を終えた後、健祥会グループ理事長中村太一、同本部長中村晃子、専門学校健祥会学園校長武田英二をはじめ、グループ本部の管理職、ステージリーダーが審査員となり、舞台上でそれぞれ3枚の持ちコインを投票しました。発表内容をまとめたポスターも同時に審査されました。
会場中が固唾を飲んで見守る中、コインがカウントアップされ、最後まで残ったのは、特別養護老人ホーム緑風会イサベル「笑顔の花を咲かせましょう!生涯安心を目指して」。17票獲得で優勝です。準優勝は15票獲得した老人保健施設健祥会ハート「地域に選ばれる老健を目指して〜多職種協働のチームワークこそハートの強み〜」。さらに3位には、10票獲得した老人保健施設健祥会ウェル「在宅復帰に向けての自立支援」と介護老人福祉施設ふるさと那賀「科学的介護で母への想いをかたちに〜胃ろうゼロへの取り組み〜」が選ばれました。
本部長中村晃子、校長武田英二に続き、川名佐貴子編集長も講評。本部長は、取り組み結果を生かしたケアの標準化とICTやロボット技術についてのデータ分析への今後の期待を語り、校長は、導き出された客観的事実を他施設でも積み上げて検証してほしいこと、また自身も関わるサルコペニアやフレイルの共同研究に触れ、健祥会グループからの発信の礎が築かれつつあることなどを喜ばしく語りました。川名編集長からは、「年間テーマのサブタイトル、『データ分析から利用者様の笑顔に』は、介護報酬の流れからして非常に時宜を得たテーマであり、多職種が連携していくには共通言語であるデータによる納得が非常に重要であることから、全施設によるこうした取り組みは素晴らしい」と評価いただくとともに、「今後ICTの導入をさらにすすめることによりデータ化も容易となり、ものの見方も変わるだろう。発表者はレーザーポインターを使いながら、会場の視線とやりとりしながらすすめることができればさらに良い発表となる」というアドバイスもいただきました。
さらに進化させ、
グループ全体で標準化を!
この後、健祥会楽団のトリオの奏でるBGMの中、ステージ上で表彰式が行われました。受賞施設は、1年間の頑張りの成果とチーム力が評価されたとあって、皆、晴れやかな笑顔で、理事長中村太一より表彰状と記念品目録を受け取りました。
↑最優秀賞:特別養護老人ホーム 緑風会イサベル「笑顔の花を咲かせましょう!生涯安心を目指して」
↑第2位:老人保健施設 健祥会ハート「地域に選ばれる老健を目指して〜多職種協働のチームワークこそハートの強み〜」
↑第3位:老人保健施設健祥会 ウェル「在宅復帰に向けての自立支援」
↑第3位:介護老人福祉施設 ふるさと那賀「科学的介護で母への想いをかたちに〜胃ろうゼロへの取り組み〜」
ポスター部門賞では、特別養護老人ホーム緑風会イサベルが2位をダブルスコアで引き離して1位、2位には特別養護老人ホーム健祥会ライデンとグループホーム元気が選ばれました。
↑【ポスター部門】最優秀賞:特別養護老人ホーム 緑風会イサベル
↑【ポスター部門】第2位:特別養護老人ホーム 健祥会ライデン
↑【ポスター部門】第2位:グループホーム 元気
最後に、理事長中村太一が、全国紙の編集長が一組織のイベントに取材にお越し下さり華を添えてくださったことにお礼を申し上げたあと、「どの施設もテーマに沿ってしっかりと取り組んでおり、発表そのものも聴くものにわかりやすくという工夫が感じられた。一年一年質の高まりを感じることができて非常に嬉しい。しかし、発表が目的ではなく、これからが重要。取り組み事例を進化させるとともに、一施設の一事例で終わらせるのでなく、今日見聞きしたことをそれぞれの施設でも生かし、標準化をめざしてグループ全体でレベルアップを図ってほしい」と講評しました。
施設の皆様、業務の合間を縫っての予選会と決勝大会出場、大変お疲れ様でした。受賞した施設の皆様、おめでとうございました。
次年度のテーマは、多職種連携が鍵となる中、「その人らしさを支えるチームアプローチ〜適切なアセスメントと目標設定〜」です。また来年、中身の濃い発表ができるよう、時代に即した進化を求めて全施設で挑んでまいります。
[記事公開日]2019/03/15(金)