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最後の別れに2,100人
「草の根議員 中村博彦氏 惜別の会
森喜朗元内閣総理大臣が実行委員長をつとめてくださり、「疾風怒濤の人生を駆け抜けた 草の根議員 中村博彦氏 惜別の会」が東京にて開催されました。
会場となった東京プリンスホテルには、開催時刻の何時間も前から、中村博彦前理事長と親交のあった方々が三々五々お集まりくださり、開始時刻には会場はぎっしりのおひとで埋め尽くされました。
衆参両議院からは227名もの先生方が駆けつけてくださり、全国の高齢者福祉関係者の皆様はじめ、2,100人もの皆様がご参列くださいました 。
“国家にとって有為の人”
「40年あまり前、友愛青年同志会で出会って以来、不思議なご縁でつながってきました。草の根の声、現場の風が制度をかえるとの信念で生き抜いてきた疾風怒濤の人生でした。9年間の参議院生活で本当に見事な仕事をなし得た中村さん。国家にとって有為の人であり、高齢者福祉にとっても大事な人を失ってしまいました。自民党が与党に返り咲いた今こそ、頑張ってほしかったと、残念の極みです。天上から国政を、高齢者福祉を、見守っていてください」と森喜朗元総理がこころからの追悼の辞を述べてくださいました。
続いて、参議院より贈られた弔詞を山崎正昭参議院議長がご朗読くださり、ご来賓を代表して伊吹文明衆議院議長は、遺影に向かって「博さん」と呼びかけ、
「何が正義であるかは十人十色考え方があるが、政治はひとつの結論を出さねばならず、そのためによく激しい議論を交わしましたね。あなたの原点はまさに現場でした。あなたが心血を注いできた介護議員連盟があなたの意思を受け継ぎしっかりと活動しています。安心してください。頑張りすぎ、急ぎすぎたあなただから、どうかゆっくりしてください。ありがとうございました」とご弔辞をくださいました。
“あなたは永遠の会長です!”
公益社団法人全国老人福祉施設協議機会石川憲会長は、「80年来、我が国の高齢者福祉を支えてきた歴史ある老施協、全国70万人の仲間を代表してお別れを述べます。常に5年先10年先を見据え、現場発信を制度改革の原動力として、強いリーダーシップで私たちを引っ張ってくれた、あなたは私たちの永遠の会長です。あなたの遺志を継いでよりよい介護福祉をつくります。天国から見守り、叱咤激励してください」と声をつまらせながら前理事長を偲びました。
安倍晋三内閣総理大臣からの電報が披露され、最後に、中村太一理事長が、志を高く掲げ、草の根闘魂で走り抜けた前理事長の人生の歩みをしみじみと語り、お礼も言えずに旅立った前理事長に代わり、七十年間お支えくださった皆様への感謝を語りました。
花で彩られた祭壇には、健祥会グループ30周年記念式典で、「ありがとう、ありがとう」と会場の皆様に手を振る満面笑顔の前理事長の大きな遺影。参列者全員が献花し、最後のお別れをしました。皆様、本当にありがとうございました。健祥会グループは職員一同心をひとつに、前理事長の拓いてきた道をしっかりと受け継ぎ、さらなる明日を拓いてまいります。
[記事公開日]2013/09/23(月)
[最終更新日]2018/10/09(火)