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ゲートボールで徳島を元気に!
健祥会カップ争奪 第30回記念徳島オープンゲートボール選手権大会

徳島オープン01

健祥会とゲートボールの歩みの記録ともいえる健祥会カップ争奪徳島オープンゲートボール選手権大会が、30回の節目を迎え、第30回記念大会として、阿波市土成町の土成緑の丘スポーツ公園で開催されました。


中村博彦健祥会グループ理事長挨拶

徳島オープン02健祥会カップ争奪徳島オープンゲートボール選手権大会が、第30回の記念大会を迎えた。第1回大会は昭和57年9月26日に、徳島県中央広域ゲートボール大会として行われた。
当時私は、これからは介護予防であり、デイサービスだと確信し、デイサービスセンター開所に向け必死に奔走していた。しかし川島町の人口ではダメ、人口3万人以上でないと事業化あいならんと厚生省がいう。そこで、川島、市場、鴨島、土成、吉野、山川、各町長を説得し、6町による中央広域デイサービス組合による運営としてようやく開所にこぎ着けた。あのとき各町長と町議会議員の皆さんにご賛同いただいた嬉しさを忘れることができない。介護予防、健康をつくるためにはゲートボールだとの気持ちで、第一回徳島県中央広域ゲートボール大会を開催した。あれから30年になる。
この間、高齢者の趣味が多岐にわたっていく中、ゲートボール人口は減ってしまった。しかしゲートボールはその頭脳性・スポーツ性により、また三世代が交流できる点でも、高齢社会における普遍のスポーツであることに間違いない。
30周年を迎えた昨年11月、さらなる20年に向かって健祥会の決意を宣言した。一つは科学的介護をつくることだ。そして科学的介護をひっさげて、大阪、京都、東京へと出て行く。大阪市住之江区では特養の建築が始まった。京都右京区では来週老健の起工式がある。そして東京。サービスの質への要求が高いであろう世田谷でやりたいとの希望かなって、成城で130床の特養をつくらせていただけることになった。徳島を拠点とし、東京の舞台でも頑張る。
二つめはアジアの健康に貢献すること。日本は介護・医療の先進国として、インドネシアやフィリピンの介護福祉士候補者を受け入れる。彼らには日本で頑張り、そしていつかふるさとに貢献するために頑張ってほしい。インドネシアやフィリピンに次いで、ベトナムも、グエン・タン・ズン首相が来日し、10月31日に日本とベトナム介護・看護の人材受け入れについても覚書に調印がなされ、介護・医療・看護の分野でともに連携していくことが約された。
三つめは地域社会を担うことだ。私は68歳になった。あと20年元気で頑張れるかどうかわからない。しかしやるだけのことやって若い世代にバトンタッチしたい。こうした大会運営も職員にとって負担なのはわかっている。しかし社会福祉法人として、社会化事業、社会貢献はぜったいに疎かにしてはならない。礼儀と感謝、感謝の気持ちを言葉に表す、これがさらなる20年へのテーマだ。
徳島市八万町でとくしま健祥会保育園の建築がすすんでいる。二宮金次郎の心を具現化し、礼儀と感謝をつくる保育園だ。日本人が弱くなった理数の力も、3・4・5歳児のうちにその素地を養う。従来型の保育園の概念の中にはないことだが、健祥会の4つの保育園では実践する。英語もそうだ。5年10年もたてば英語は共通語になる。先般、ASEANの皆さんと日本企業の幹部をお引き合わせする機会があったが、通訳がついたのは私だけだった。共通語は英語であり、私は英語のできないさみしさつらさを感じたものだ。5年10年後、まちがいなく英語はASEANの共通語になる。だから保育園では英語を学ばせたい。このような気持ちでやっていることをご理解をいただきたい。
もうひとつご報告がある。うれしいかな、9月3・4日に丸亀市で行われた第13回全国社会人ゲートボール大会で優勝させていただいた。最近は負けて負けてばっかりだったから、もう、夢にもに見なくなっていた優勝を、いただくことができた。
昭和60年駒沢で行われた第1回全日本ゲートボール選手権大会、あのときの敗戦、翌61年の第1回世界GB選手権大会では、ベスト8、最後の3分で逆転されたいまなお記憶に残っている。62年、星塚大朋チームが強かった鹿児島での第3回世界GB選手権大会で、事実上の優勝戦と言われながら決勝トーナメント初戦で破れた。悔しかった、負けゲームだけは忘れられない、死ぬときまで思い出すのではないか。しかし、30年間の無念をこのたびの優勝はすべて洗い流してくれた。本当に嬉しい、有り難い。
本大会の30周年を記念し、新しいゼッケンをみなさんに贈る。そして、今日、早朝、全日本を1回戦で負けることのないようなチームをつくろうと発想した。
全国から徳島健祥会福祉専門学校に指導者を集め、3年以内に強いチームをつくる。ゲートボール基地として全国に発信、世界に発信する。そう宣言して実行したい。30年間の仲間の皆さんには、今後も各事業でご指導ご協力を切にお願いしご挨拶としたい。


大会には、県内各地をはじめ、四国、淡路島から、合計84チームが参加。最年少10歳から最高齢94歳まで、505名の老若男女が集い、世代を超え、技とチームワークを競いました。
予選リーグと決勝トーナメントを勝ち抜いて頂点に立ったのは、オーロラチ—ム(香川県)です。また、高齢者の皆さんがいつまでも健康で意欲を持って社会に関わり続けることを願って贈られる「高齢青年チーム賞」には、平均年齢88.8歳の長寿クラブチーム(板野郡北島町)。ゲートボールの未来を託す「最年少チーム賞」が、平均年齢16.0歳の黒田庄Aチーム(兵庫県)、最年少選手賞が小松島Bチーム(小松島市)の武田真己さん(10歳)に贈られました。
入賞チームの皆様、おめでとうごいます。ご参加くださった皆様方、「礼儀」と「感謝」の競い合い、本当にありがとうございました。審判の皆様、お手伝いをくださった皆様にもお礼申し上げます。
健祥会はさらなる20年へ向かって、徳島活性化への思いをゲートボールに託し、「若者が楽しめるスポーツ」としてのゲートボールの魅力を発信することで徳島に元気をつくってまいります。

徳島オープン03「高齢青年チーム賞」の長寿クラブチーム(板野郡北島町)「最年少チーム賞」の黒田庄Aチーム(兵庫県)と

トーナメント表
優勝 オーロラチーム(香川県)
準優勝 小松島Bチーム(小松島市)
第三位 フレンドチーム(兵庫県) 新生会チーム(三好市)
優秀チーム賞 将軍チーム(高知県) 水明荘チーム(吉野川市)
大林第二チーム(小松島市) 土佐西南クラブチーム(高知県)
阿波雀チーム(小松島市) 応神チーム(徳島市)
あすなろチーム(美馬郡) 丈六チーム(徳島市)
プロバンスチーム(吉野川市) 黒田庄Bチーム(兵庫県)
緑風クラブチーム(阿南市) 友愛チーム(那賀郡)
阿南東チーム(阿南市) 綾川町体協チーム(香川県)
渭北チーム(徳島市) 平谷チーム(那賀郡)
つるぎチーム(三好郡)
最年少チーム賞 黒田庄Aチーム(兵庫県)平均年齢:16.0歳
高齢青年チーム賞 長寿クラブ(板野郡)平均年齢:88.8歳
最優秀選手賞 大麻敏規(オーロラチーム:香川県)
キャプテン賞 吉田知広(オーロラチーム:香川県)
敢闘賞 武田真己(小松島Bチーム:小松島市)
最年少選手賞 武田真己(小松島Bチーム:小松島市)年齢10歳

[記事公開日]2011/11/07(月)

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