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「地域に笑顔があふれますように」
国府町で特別養護老人ホーム笑顔 落成式
ケアハウス健祥会ひまわり開設以来、高齢者健康増進施設健祥会プレゼンテーションや徳島健祥会福祉専門学校、そしてグループ本部がお世話になっている国府町で、特別養護老人ホーム笑顔が完成し、落成式が執り行われました。
笑顔の概要紹介と、関連医院である隣接のむくの木クリニック(医療法人青嵐会)の施設紹介があり、続いて、社会福祉法人健祥会理事である井形昭弘名古屋学芸大学学長より、
「介護保険を境に、高齢者施設はずいぶん進化してきた。中村博彦創始者の努力もあって、今や日本の介護は世界に誇れるレベルになった。そして創始者の提唱してきた『5つのゼロと4つの自立支援』がまさに高齢者の人権宣言として、尊厳ある生に向かって、全国の介護施設のスローガンとなっている。今日ここに、高齢者の幸せを願って、新しい施設のオープンの歓びをわかち合いたい」
と、開式の辞が述べられ、式典がスタートしました。
健祥会グループ理事長 中村太一 挨拶
ご多忙の中、創始者と参議院で苦楽をともにしていただいた兵庫県の末松信介議員をはじめ、徳島県知事代理として豊井泰雄政策監、徳島市長代理として徳島市保健福祉部 岡田元成部長、徳島商工会議所近藤宏章会頭、徳島銀行柿内愼市代表取締役会長、全国老人福祉施設協議会石川憲会長、徳島県老人福祉施設協議会大塚忠廣会長、多くの来賓の皆様に駆けつけていただき、華を添えていただいた。地域の皆様方にも多数ご臨席いただき、特別養護老人ホーム笑顔の開所をともに祝っていただけることが嬉しく、有り難く、厚く御礼申し上げる。
創始者が急逝してはや1年。グループ始まって以来の激動の中、利用者様、家族の皆様、地域の皆様に支えられ、職員が一致団結して難局を乗り越えてくることができた。ご支援くださる皆様方にただただ感謝あるのみだ。
今年、北島町に特別養護老人ホーム健祥会ライデンと健祥会はじめてのサービス付高齢者住宅健祥会デルフトがオープンした。また、国府での医療への挑戦むくの木クリニック、そして10月には池田町に特養と養護老人ホーム、年末には東京世田谷成城で大規模特養のオープンが控えている。なんとか、新しい船出ができつつあると思う。まだまだ至らぬ点も多々あるので、これまで以上にご支援、ご指導、叱咤激励を賜りたく、お願い申し上げる。
健祥会グループにも、職員にもふたつの役割がある。ひとつは利用者ニーズに応えるどこにも負けない高品質な科学的介護サービスで、全国の先駆けとなり、日本の介護のレベルアップにつながるよう発信していくこと。
もうひとつは地域貢献。健祥会ではこれまで教え導き支えてくださった地域のために、日頃から職員による地域活動を行っているが、今回の台風による浸水被害でのボランティア活動で、私たちが地域のためにできることは多々あると実感した。今後さらに地域活動に力を注ぎ、社会福祉法人としての使命を果たしていきたい。健祥会のイメージイラスト「ハートランド」のように、人口減少著しい徳島で、施設がそれぞれの地域の核となり、地域活動をとおして地域のお役に立ち、ご恩返しをしていきたい。
19年前、ケアハウス健祥会ひまわりを開設させていただいて以来お付き合いいただき、多くの方にお世話になっている国府町で、ふたつの役割を実践し、「笑顔」がこの街になくてはならない存在になることをめざしていくことをお誓いし、お礼のご挨拶とする。
続いて、ご来賓の末松信介議員が、創始者との思い出を交えながら、「禅には笑顔で人に接する、優しく愛情のこもった言葉をかけるなどといった七つの『施』がある。『笑顔』は『施』を表すいい名前だ。財政難で介護は大変な時代であるが、これからは地域の力が非常に大切だ。行政としっかり対話しながら、徳島大学との研究成果を活かした科学的で良質な介護を実践してくださるものと確信している」とあたたかなエールをくださいました。
さらに、徳島県知事 飯泉嘉門様(豊井泰雄政策監ご代読)、徳島市長 原秀樹様(徳島市保健福祉部 岡田元成部長ご代読)、徳島商工会議所会頭 近藤宏章様、徳島銀行代表取締役会長 柿内愼市様、全国老人福祉施設協議会会長 石川憲様、徳島県老人福祉施設協議会会長 大塚忠廣様からも、心のこもった激励のご祝辞をいただきました。
ご来賓としてご列席くださった皆様
徳島県保健福祉部 長寿福祉局 長寿保険課長 藤本真路様
徳島県保健福祉部 長寿福祉局 長寿保険課 原内孝子様
徳島市議会議員 須見矩明様、宮内春雄様、中川秀美様、美馬秀夫様、山本武生様、齋藤智彦様
岸化学グループ 代表 岸小三郎様
株式会社キョーエイ 代表取締役社長 埴渕一夫様
徳島商工会議所 副会頭 寺内カツコ様
徳島商工会議所 副会頭 中村孝雄様
芝田建築設計事務所 所長 芝田勝彦様
株式会社姫野組 代表取締役社長 日野利治様
ご多忙の中、たくさんの皆様にご臨席賜り、ありがとうございました。
式典終了後の内覧会では、移乗リフトや浴室などの最新器機と、あたたかみにあふれ家庭的な設えの対面式キッチンと食堂、安らぎの場となるよう壁紙の一つひとつにも心を尽くした個室など、施設設備をご見学いただきました。 また、施設開設を記念して、職員に日々の取り組みの中に見つけた「笑顔」の写真を募集し、「笑顔」フォトコンテストを実施。沢山寄せられた「笑顔」のなかから選りすぐった入賞作16作品を2階ホールに展示し、皆様にご覧いただきました。事前に決まっていた「理事長賞」以下4つの賞とは別に、あなたが選ぶ「笑顔賞」として、12作品の中から、皆様に投票をお願いし、得票の上位2作品に「笑顔賞」が贈られました。ご協力ありがとうございました。
開所は9月1日(月)、「笑顔」を、健祥会グループの提唱する科学的介護と医療連携の試金石ともなる施設と位置づけ、地域ヘの感謝を込めて、皆様の健康と自立をお手助けし、安心の拠点となるべく職員一同努力してまいります。地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
特別養護老人ホーム笑顔について
「にこにこ」「くすくす」「ほくほく」の
3ユニット29個室
介護が必要となっても、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられることをめざした小規模な地域密着型の特別養護老人ホームです。定員は29名、原則として徳島市民のみが入居できます。
笑顔では、生活空間を10人または9人の単位でつくり、それぞれに食堂やキッチン、談話コーナー、浴室、洗濯室を整備したユニット型ケアを提供します。ユニットの仲間や職員と家族のようななじみの関係を構築し、落ち着いた暮らしを営んでいただけます。共用部には床暖房完備。1階に趣味活動や地域との交流に使用する多目的室、2階にもセミパブリックスペースとしてのホールを備えています。
[記事公開日]2014/08/26(火)