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ケアハウス健祥会ひまわり
30周年を迎えて


徳島市でのグループ初の施設として、またグループ2番めのケアハウスとして、1995年4月に国府町に開所したケアハウス健祥会ひまわりと健祥会デイサービスセンター徳島が30周年を迎えました。利用者様や日頃よりお世話になっている地域の皆様方への感謝を新たにするために、記念式典を開催しました。

健祥会グループ理事長 中村太一挨拶(要約・抜粋)


ケアハウス健祥会ひまわりは、「『その人らしさ』を実現します」との施設理念を掲げて1995年に開所し、地域の福祉の拠点となるべく、安心と信頼の施設づくりに取り組んできました。
ひまわりの開所をきっかけに、国府地区でのご縁を大きく広げることができ、専門学校の開校、グループ本部の設置、クリニック・特別養護老人ホーム・グループホームを相次いで開設するなど、今や国府地区は健祥会グループ事業の中心として、全国に広がる拠点の核となっています。
30年の歳月はあっという間でした。私自身、1997年に初めて施設長を務めたのがこの健祥会ひまわりであり、右も左もわからない手探りの歩みの中、入居者の皆さまから多くを学ばせていただいた4年間を昨日のことのように思い出します。

この間、高齢者福祉は制度も法律も大きく変わりました。30年前に14.6%だった高齢化率は現在29.3%、2040年には35%に達すると推測されています。介護サービスの利用者は、介護保険制度創設時の約3.3倍にも増加しています。
高齢化の進展にあわせて、様々な福祉機器が開発され、30年前には想像すらできなかったICT機器や介護ロボットが現場で活躍しています。健祥会グループ各施設でも、見守りセンサーや移乗サポートなどの介護ロボットの積極的な導入を図っています。
こうした変化の中、大事にしたいのが、「人」と「人」とのつながり、心のつながりです。健祥会グループの原点、創設の理念であり会是である「福祉は人 人は心」に表現された福祉の「心」です。人とロボットが協働する新しい時代にあって、最先端を追い求めつつ、何よりも「心」を大切に、人にしかできない「心のサービス」を守り続け、利用者様に「家でいるより安心。施設の方が快適」と思っていただけるよう、どこにも負けない施設づくりを実践してまいります。
30周年の節目に改めてこれまでお支えいただいた皆様に感謝し、この先も利用者様本意のサービスと地域福祉の向上に力を尽くしてまいります。本日はありがとうございました。


ご来賓を代表してお二方からご祝辞をいただきました。

徳島市長 遠藤彰良様ご祝辞 /  第一副市長 松本泰典 様ご代読(要約・抜粋)


急速な高齢化がすすみ、全国平均を上回る30.4%の高齢化率となった徳島市では、住み慣れた地域で安心して暮らせよう地域ぐるみで支え合う体制づくりに取り組んでいます。そして、これら施策を実効性あるものとするためには、地域社会に根を下ろし福祉の増進に尽くしてこられた貴法人のお力添えが必要不可欠です。どうか、地域福祉の中核としてこれまで培ってこられた経験や知識を活かし、今後とも力強いご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。

徳島市議会議員 本田泰広 様 ご祝辞(要約)


地域に住まうものとして、この30年間、健祥会グループさんの存在により、大きな安心をいただいてきました。福祉事業のみならず、地域を巻き込んだお祭りの開催、清掃活動へのご参加など、様々な社会貢献を通じて、まさに地域になくてはならない存在となっておられます。福祉避難所としてのご協力も心強く、心から感謝申し上げます。今後も地域福祉の拠点としてのご尽力に期待申し上げ、ご発展を祈念いたします。


会場に職員が作成したメモリアルDVDが流され、懐かしい写真を見ながら30年間を振り返り、お祝いのくす玉も晴れやかに開かれました。
式典終了後、記念イベントとして阿波木偶箱まわし保存会のお二人により、徳島県指定の無形民俗文化財である阿波木偶「三番叟まわし」が披露され、お祝いの場を盛り上げていただきました。
利用者様、ご家族、ご来賓揃ってお祝い膳を召し上がっていただきました。

大きな節目を越えて、新しい明日へ。変わるべきものを受け入れ、変えてはならないものを守りながら、常に「福祉は人 人は心」「心と心」の原点に拠って立ち、利用者様と地域に笑顔と安心をお届けしてまいります。