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「はぐくみ支援」実践セミナーで 健祥会グループの事例発表

徳島県と公益社団法人徳島県労働者福祉協議会により、平成28年度徳島県次世代育成支援のための職場環境整備事業「はぐくみ支援」実践セミナーが開催され、健祥会グループ本部長中村晃子がはぐくみ支援企業経営者として事例を発表しました。


「男も女も、仕事も家庭も」への意識転換を!

セミナーでは、武蔵大学社会学部助教の田中俊之氏が「女性活躍のカギは男性も働きやすい職場にあり!〜男性学から考えるワークライフバランス〜」と題して基調講演。「男は働くもの、働いていれば安心という男性中心型労働慣行は一朝一夕には変えられないが、現実として男性稼ぎ手モデルは実現困難になっている。だから『男は仕事、女は家庭』から『男も女も、仕事も家庭も』への意識転換を早急に図らねばならない。私たちは社会の一員として、個人、家庭、職業、地域という四つの領域に重層的に生きていることを忘れてはいけない。ワークライフバランスという言葉には、●仕事と生命のバランス●仕事と生活のバランス●仕事と生涯のバランスという三つの意味があることを心してほしい」とのお話をいただきました。


続いて、はぐくみ支援企業表彰をそれぞれ平成27年度と平成23年度に受けた社会福祉法人健祥会と株式会社北島建設様が取り組みを発表しました。

男性の育児休業取得率20%超え!〜社会福祉法人健祥会

健祥会グループ本部長中村晃子は、女性の育児休業の取得率は3年連続100%、休業後もそれぞれの事情に合わせた勤務が可能なため、職場復帰率は98%という極めて高い数字であること、出産・育児に限らず、介護をはじめとした様々な家庭の事情を考慮し、両立を図りながら意欲を持って仕事を続けてもらうため多様で柔軟な働き方が用意されていること、また、男性の育児休業の取得を奨励しており、2年連続20%を超えていることなど、グループの現状を紹介。女性職員の豊かな学びをサポートする活動、170名余り在籍する外国人スタッフの子育て支援や、グループの認定こども園・保育園による地域の子育て支援などの取り組みについて語るとともに、IOTやICTを活用した働き方改革への意欲を示し、効率的で柔軟な職環境がやりがいや喜びにつながり、ひいては利用者様の満足度アップにつながるとしめくくりました。

多様な世代に受け入れられる職場環境へ〜株式会社北島建設様

株式会社北島建設代表取締役社長北島誠祐氏は、毎月の社員レポートや社長との面談から、女性社員のニーズを知ったことからはぐくみ支援に取り組むようになった経緯、また、ノー残業デイや母性健康管理制度の周知に努めていること、子どもの看護休暇制度や育児短時間勤務制度における待遇上の配慮などを紹介。効果として、資格取得への意識向上や有資格者の中途採用の増加、チームワークの向上などを挙げました。企業の永続発展のためには多様な世代に受け入れられる職場環境・企業風土が重要であり、こうした取り組みを協力会社や地域社会に広げていきたいと意欲を語りました。

基調講演、事例発表ともにとても興味深い内容で、充実したセミナーとなりました。すばらしい機会をいただき、ありがとうございました。

[記事公開日]2017/03/21(火)
[最終更新日]2018/11/09(金)

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