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大切な利用者様の命を守るために!
健祥会ピーターで「防災担当者研修会」


上勝町の特別養護老人ホーム健祥会ピーターで、徳島県県土整備部砂防防災課と上勝町主催の「要配慮者利用施設を対象とした防災担当者研修会」が行われました。
近年、頻発化・激甚化する豪雨被害により要配慮者利用施設がたびたび大きな被害を受けていることから、災害時の避難計画の実効性を高めるために催されたものです。
健祥会ピーターを会場に、徳島県県土整備部砂防防災課から4名の職員の方がお越しくださり、上勝中学校、同小学校、彩保育園、上勝町診療所から、そして養護老人ホーム健祥会エジンバラ、ケアハウス鳩の家、上勝町地域包括センターから、さらに健祥会グループ防災担当の中核スタッフまで、総勢20名が参加して行われました。

徳島県県土整備部砂防防災課県土防災担当主席 酒井彰彦氏による講義では、
・要配慮者利用施設での避難確保の重要性
・上勝町における災害リスク(土砂災害・水害)
・土砂災害・水害を起こす自然現象・特徴について
・避難確保計画の策定の重要性
・警戒レベルごとに行うべき避難行動の整理
・キキクルの説明
・避難訓練のにおける留意点
などを学びました。

続くプログラムは、気象の推移や周辺状況に合わせて、命を守るために「いつ」「何を」すべきかという避難計画「タイムライン」をつくるワークショップ。講義の内容を踏まえ、警戒レベルに沿って施設で取るべき行動(アクション)を確認しながら、シートにアクションカード(シール)を貼り付け、タイムラインを作成していきます。参加者たちは自施設の避難確保計画と照らし合わせ、新たに追加すべき課題や行動がないかなど考えながら熱心に取り組みました。

刻々と迫るリスクの把握や情報収集、取るべき行動について整理することができ、実効性のある避難につながる学びを得ることができた研修会でした。
大切な利用者様の命をお預かりしている施設として、しっかり実践に結びつけられるよう、全職員に共有してまいります。
徳島県県土整備部砂防防災課と上勝町の皆様、ありがとうございました。

[記事公開日]2024/08/21(水)

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