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ようこそ健祥会へ
平成28年度フィリピン人 介護福祉士候補者辞令交付式
2016/11/30(WED)
EPA協定における人財交流がスタートして9年目、インドネシア・フィリピン・ベトナムからのEPA人財が日本で一番たくさん集う健祥会に、今年も3カ国からの介護福祉士候補者を順次迎えています。
8月のベトナム3期生に続き、11月30日、フィリピンからの8期生7名を迎え、辞令交付式が行われました。健祥会本部長中村晃子の開会の辞に続き、日本・フィリピンの二か国の国歌と健祥会の歌「舞踏会」を斉唱。一人ひとりの名前が呼ばれ、健祥会グループ理事長中村太一から辞令書と国家試験合格を期しての電子辞書、そして健祥会のオリジナルスカーフが手渡されました。理事長と本部長もお揃いのネクタイ、スカーフで式典に臨みました。
健祥会へきてくださってありがとう!
健祥会グループ理事長中村太一訓辞(抜粋)
2008年に制度がスタートして9年目の今年、健祥会グループでは現在、インドネシア67名、フィリピン55名、ベトナム29名、合計151名の先輩が仕事に就いています。健祥会は、日本中でもっとも多くEPA人財の集う日本一のグローバル職場です。
EPAによる介護人財交流は、健祥会グループ創始者中村博彦が政府に熱心に提案して実現したものです。創始者は、人口減少・少子高齢の日本の介護現場の人財不足を心配し、また、アジア諸国もいずれ高齢化に直面するとして、皆さん方に大きな期待を寄せて、この制度を守り育ててきました。先輩たちの頑張りにより、アジアの人財は今や介護現場になくてはならない存在として、利用者様にも地域社会にも高く評価されています。
今年、創始者が強く望んでいた在留資格がいよいよ「介護」の専門職に認められることとなりました。「介護」が「技能実習制度」の対象にもなり、今後さらに介護職の国際化は進んでいくことになります。EPAの皆さん方はその先駆者なのです。
健祥会は国家試験合格のためにどこよりも手厚いサポートをしており、46名が介護福祉士の国家資格を取得しています。そして現在、来年1月の試験に向けて29名が受験対策合同学習で最後の追込みに入っています。
インドネシア1期生のアリフさんは、介護福祉士資格取得後の2014年、EPA人財初のケアマネジャー資格を取得しました。日本人にとっても難関の試験に合格できたのは、アリフさんにやる気があり、たくさんの努力を重ねたから。そして、健祥会が頑張る人、意欲のある人へのサポートを惜しまないからです。
皆さんも、まずは介護福祉士の資格を無事取得し、さらに次の目標を高く大きく掲げて、アリフさんのように挑戦していってください。
健祥会には大勢の頼りになる上司や先輩がいます。何でも遠慮なく相談し、教えを乞い、日本の習慣と介護現場を早く理解してください。健祥会の「心」と先進の介護技術をしっかり身に付け、それぞれの施設で利用者さんから喜ばれる人財になってください。
皆さんは大きな健祥会ファミリーの一員です。素晴らしい「明日」をめざして、ともに頑張りましょう。
全員国家試験合格をめざして!
候補者を代表して特別養護老人ホーム健祥会清盛に配属になるヴィセンテ マリー チャーリン レイエスが、「母国フィリピンでは、『パキサマ』『ウタン・ナ・ロブ』という言葉を大切にします。日本語では『協調性』『恩義』を意味し、『人と人』の関係においてとても大切な心です。私たちはこの言葉を健祥会の『心と心』に重ね、全員国家試験に合格できるよう、仕事に、勉強に、最善を尽くします」と確かな日本語で決意を述べました。
日本一の健祥会で頑張れる幸せ
また、新しい仲間たちに、フィリピンの4期生、特別養護老人ホーム健祥会モルダウで介護福祉士として勤務するアンハド ジャニス アグスダンから「健祥会には3つの日本一があります。EPA人財の受け入れ人数、EPA介護福祉士の人数、そして日本でただ一人のEPAケアマネジャーの先輩がいることです。そんな健祥会で働きながら学べる幸せを感じながら、三年後の国家試験に向かって頑張って下さい。精一杯応援しますから何でも相談してください」と激励の言葉が贈られました。
7名はそれぞれ、老人保健施設健祥会ハート、特別養護老人ホーム健祥会清盛、特別養護老人ホーム緑風会チロルで就労し、3年後の国家資格取得をめざします。利用者様、地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
[記事公開日]2016/11/30(水)
[最終更新日]2021/09/09(木)