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ベトナムから3期生11名を迎えて
~平成28年度ベトナム介護福祉士候補者辞令交付式
2016/08/02(TUE)
アジア諸国とのEPA(経済連携協定)による介護・看護人材交流のスタートから9年目となる今年、日本語や介護の導入 研修を終えたベトナムからの第3期生11名を迎え、辞令交付式が行われました。 健祥会本部長中村晃子の開式の辞に続き、日本・ベトナム両国の国歌、健祥会の歌「舞踏会」を全員で斉唱。健祥会グループ理事長中村太一から一人ひとりに激 励の言葉とともに辞令書と記念品(ネクタイ・スカーフと電子辞書)が手渡されました。
健祥会グループへ来てくださってありがとう
理事長中村太一訓辞(抜粋)
健祥会グループへようこそ。皆さんを我々の仲間として心から歓迎します。
2008年にスタートしたEPAによる介護人材交流は、健祥会グループ創始者中村博彦の大きな夢への架け橋でした。創始者は、人口減少・少子高齢の日本の 介護現場の人材不足を心配し、また、アジア諸国もいずれ高齢化に直面するとして、外国人介護職の受け入れを政府に熱心に提案してきました。その結果、皆さ んの母国とのEPAの中に「人の移動」として盛り込まれたものであり、この制度は創始者が生みの親であると言っても過言ではありません。
創始者の熱い意を受けて、健祥会グループは日本の中でもっとも多くEPA人財を受け入れている法人です。現在、インドネシア 68名、フィリピン56名、ベトナム18名、合計142名の先輩が仕事についており、今日皆さんを迎えて総勢153名となりました。さらに、12月にはイ ンドネシアから15名、フィリピンから7名が仲間入りします。先輩たちは利用者さんからも地域からも高い評価をいただいており、健祥会グループは、日本、 インドネシア、フィリピン、ベトナムの人財が集う素晴らしいグローバル職場となっています。
健祥会グループでは皆さんの国家試験合格のために手厚い支援をしており、昨年度の国家試験では、全国のEPA人財の平均合格率 が50.9%のところ、健祥会のEPA人財は75%という素晴らしい成績を収めました。142名の先輩のうち47名が介護福祉士の国家資格を取得し、日本 人にとっても難関であるケアマネジャーの資格をEPA人財として全国で初めて取得した先輩もいます。今年4月には3名のEPA人財が管理職へ登用されてい ます。健祥会はやる気のある人はぐんぐん上をめざせる職場です。皆さんが思う存分頑張れるよう、環境を整えて、精いっぱいサポートします。まずは介護福祉 士の資格を取得し、さらに目標を高く大きく掲げて挑戦していってください。ベトナムと日本、両国が国を挙げて未来への希望を託し、皆さん方を応援している ということを忘れないでください。 健祥会グループへ来てくださってありがとう。皆さん方一人ひとりの明日を想い、ベトナムと日本の明日を想い、ともに頑張りましょう。
揃いのネクタイとスカーフを身につけて
理事長の言葉を受け、就任者を代表してホアン ティ フエが、「日本で最も多くのEPA人財を受け入れている健祥会グループの職員として、最先端の介護を学んでいけることを心から嬉しく思います。一日も早く 施設での生活に慣れ、あたたかく迎え入れてくださった皆様の期待に応えられるよう、全員国家試験に合格できるよう、仕事に、勉強に、最善を尽くしてまいり ます。どうかご指導よろしくお願いいたします」と決意表明しました。
健祥会グループ訓と平成28年訓の唱和に続いて、健祥苑に勤務するベトナム第1期生のダオ ティ トゥが「健祥会グループには1期生12名、2期生6名、今日皆さんを迎えて29名、日本一たくさんのベトナム人がいます。いまは不安でいっぱいだと思いま すが、なんでも遠慮なく相談してください。日本とアジアの架け橋となるために勉強に、仕事にともに頑張りましょう」と激励の言葉を贈り、最後に、記念品と して贈られたネクタイとスカーフを身につけて記念撮影し、明日への想いを胸に期しました。
11名は8月4日までグループ本部で就労前研修を受け、その後、特別養護老人ホーム水明荘へ2名、特別養護老人ホーム健祥会モ ルダウへ2名、特別養護老人ホーム樫田の里へ2名、特別養護老人ホームエリザベート成城へ2名、老人保健施設健祥会ウェルへ2名、障がい者支援施設健祥苑 へ1名がそれぞれ配属になり、3年後の国家資格取得をめざします。施設の利用者様、地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
[記事公開日]2016/08/02(火)