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学生も職員も参加して
介護の未来を考える研修会
健祥会プレゼンテーションが徳島県からの委託により運営する徳島県介護実習・普及センターが、介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業の一環として、株式会社エクサウィザーズCareWiz企画部ハナストグループ エバンジェリストの結城崇さんを講師に介護事業者に向けた研修会を開催しました。
健祥会トゥモローホールを会場に、タイトルは「介護ロボットICTの現状と課題・将来の展望」。受講者として専門学校健祥会学園の学生たちと、健祥会職員(会場参加11人、施設からのオンライン参加41人)も参加しました。
結城さんは、福祉・介護業界にも押し寄せるDXの波が現場の介護をどう変えるか、なぜ介護現場のICT化が遅れてきたのか、また自施設で実際に何から手をつけたらいいかなどについて、先進事例の紹介を交えてお話くださいました。
記録・共有・連絡といった介護の間接業務をシンプルにすることで、職員に余裕が生まれ、利用者様に向き合う時間が増え、やりたいことへのチャレンジができることなど大きなメリットが得られるとし、音声・インカム・センサー通知のロボットパッケージを紹介。音声認識の性能も飛躍的に向上しており、省力化だけでなく、モバイル連携により移動時間も大きく削減でき、職員一人につき1日に40分の余裕時間が生まれているそうです。また記録残業もなくなり、インカムと端末によるかっこいい介護として採用活動にも大きなプラスとなります。
介護の世界にもソフトウェアやアプリケーションも、製品もサービスもたくさんあるのに、情報が十分届いていないから、徳島県介護実習・普及センターなどを十分活用してほしいとのアドバイスでした。介護現場を次のステージへ連れていこうとしてお話をしめくくってくださいました。
実習室では介護機器メーカー9社の製品展示、デモンストレーションが行われ、熱心に説明を求めたり、感心したりする職員の姿が見られました。
職員は施設へ持ち帰り、現場で共有してほしいものです。学生も自身の未来を描くことができた講演会でした。
健祥会グループでも新施設に見守りセンサーを全室導入するなど、ICT化が進められています。常にアンテナを高く張りながら、新しい介護を実現し、さらにその先の介護デジタルトランスフォーメーションに挑戦してまいりたいと考えます。
[記事公開日]2023/01/17(火)