いつも心に夢を描いて！
おめでとう！4園で卒園式

桜の花が咲き誇る弥生三月、健祥会グループ4園で卒園式が行われました。コロナ禍が収束をみない中ですが、こどもたちの大切な節目をきちんと祝いたく、グループ4園では、規模を縮小し、感染防止対策を徹底した上で式典を挙行しました。
3月20日に青嵐認定こども園ととくしま健祥会保育園、27日には育英認定こども園、こまつしま健祥会認定こども園で。4月1日に認定こども園に移行するとくしま健祥会保育園では、保育園として最後の卒園式でした。

「ひとりひとりが主役の卒業式」

こまつしま健祥会認定こども園の卒園式は第14回を迎えました。昨年同様、在園児の列席は見合わせ、保護者の参加は園児一人につきお二人までに限らせていただき、ご来賓も小松島市長中山俊雄様お一人にお越しいただきました。音楽教室でご指導いただいた高瀬久美子講師がピアノ伴奏を務めてくださいました。
2階お遊戯室にきんじろう組29名の卒園児が入場。国歌を歌ったあと、一人ひとりがそれぞれの夢を発表し、園長から卒園証書を受け取りました。

業務執行理事中村晃子挨拶

健祥会グループ理事長中村太一の代理として、業務執行理事中村晃子が挨拶。こどもたちへ、「皆さんが今、将来の夢を立派に発表してくれた姿に感動しました。その夢は、これから多くの人と出会い、さまざまな経験をするうちに変わっていくかもしれませんが、変わっていいのです。大事なのはいつも心に夢を持ち続け、諦めずに頑張ることです。園で友だちと助け合って頑張ってきたように、仲間は大きな力をくれます。これから出会う友だちも大切に、強い心で頑張ってください。先生たちはいつも皆さんを応援しています」と語りかけました。
続いて保護者の皆様へは、お祝いと感謝を申し上げるとともに、「コロナ禍を経験し、こどもたちは大人が考える以上に、いのちに向き合う力、他人を思いやる心、自分を守る意思をたくましく身に付けていってくれたように思います。こどもたちにとって母園であるように、保護者の皆様にとっても園は子育てのホームです。いつでも気軽に立ち寄っていただけるような、あたたかな園でありたいと思っています。こどもたちが健やかに成長し、自分らしく輝けるよう、心から願っています」とご挨拶申し上げました。

園長木村かおる最後の挨拶

続いて、園長木村かおるから、「堂々と夢を語り、卒園証書を受け取った皆さんの立派な姿を嬉しく思います。1年を通した活動の中で、皆さんの行動力や表現力に感動しました。本当に一人ひとりが主役でした。皆さんが持っている強い心、認め合う心、人と自分を大切にする心があれば、小学校へ行っても大丈夫、いつも応援していますから、いつでも遊びに来てください。そして、コロナの1年で身につけた安全な生活のための行動をしっかり続けていってくださいね」
「保護者の皆様、こどもたちはたくさん学んで心ゆたかに成長してくれました。人として大切な根っこの部分が育ってきていると感じます。ご家庭でしっかり支えてあげてください。園はいつも応援しています。在園中のご協力に心から感謝申し上げます」と挨拶がありました。
40年間こどもたちの教育保育に心血を注いでくれた園長は、健祥会グループを今年度で退職します。今日が最後の卒園式とあって、職員や保護者の皆様の感慨もひとしおでした。

小松島市長中山俊雄様ご祝辞

ご来賓の小松島市長からは、「夢を発表し卒園証書をもらう皆さんの、礼儀と感謝を身につけた姿にびっくりしました。どうか強い心で夢に向かって前進していってください。そして、こどもたちをこんなに立派に健やかに育んでくださり、保護者の皆様方と先生方に感謝します。今後、保育士確保に力を尽くすとともに、学校再編にも道筋をつけて教育の充実を図り、こどもたちが輝ける小松島市めざして頑張ってまいります」とご祝辞をいただきました。

清々しい笑顔のフィナーレ

「お別れの言葉」では、園児たちが歌を交えながら園での思い出を語りました。園で過ごした日々が蘇り、保護者の皆さんも職員も目頭を熱くしながら、聞き入りました。「仰げば尊し」や園歌「明日を呼びにいこう」も元気に歌いました。

保護者代表の方が、「愛情たっぷりに育てていただき、この先も、園で身につけた強い心とやる気元気で頑張ってくれると信じます」と謝辞を述べてくださり、最後に「雨の日も風の日もこどもたちをやさしい笑顔で見守ってくださった木村園長先生、本当にありがとうございました」と、心のこもった言葉をいただきました。